a bloodstaied notebook今さら気付かされたなんて虫が好い 考えてみれば とっくに分かりきっていたことだ 私はあの時 両腕を失っていた 無様に血痕をまき散らし それでも生き延びてしまった けれど受け入れられなかった 認めたくなかった ありもしない手を伸ばせば いつか届くと思いたかった 望まなければ 欲したりなどしなければ 私は私を呪うこともなかったのに