月は遠くから見るから美しい。例えば清楚で可憐な女性に告白、しかしいざ付き合ってみたら彼女のダメダメっぷりを垣間見てしまった、などと言うのはリア充の世界では良くある話らしい。
よって今日は俺まきしまの独断と偏見に基づき、世界3大「知ってがっかり知らなきゃ良かった」を決定。ずばり、ティラノサウルス、諸葛孔明、そして宮崎駿である。以下それぞれについて言及していく。
(1)ティラノサウルス
遥かなる太古、この地上を我が物顔で闊歩した恐竜たち。その中でもNo.1人気を誇るのが、恐竜界最強の”暴君竜”、ティラノサウルスであろう。
しかしティラノサウルスの全長は12m、体重は6tにもなる。あまりにも巨大に進化し過ぎてしまったその体躯では走行は不可能、狩りは極めて不得手だった。よってティラノサウルスは他の恐竜の死骸ばかりを漁っていた。
(2)諸葛孔明
諸葛孔明と言えば三国志きっての”天才軍師”。奇想天外な策略を繰り出しては敵軍を翻弄。まさに三国時代随一のスーパースターである。
けれど諸葛孔明の本分は軍略家ではない、行政家である。実際史実によれば、君主・劉備の存命中、孔明は一度も軍行に帯同していない。そして劉備の臨終に際し、孔明は初めて軍事権を託され、それから蜀軍のボコ負けが始まった。孔明は軍事の才能がゼロだったのである。
(3)宮崎駿
宮崎氏についても言いたいことは山ほどあるのだが、それはここでは自粛しておく。氏の人間的欠落をわざわざ指摘し、ジブリ作品ファンの夢や希望を壊すことは、とても賢明だとは思えないからだ。
まあそもそも”傑人”が”聖人”であるとは限らないし、そうある必要もない。たとえ宮崎駿がどのような人となりであれ、『ナウシカ』、『ラピュタ』、『トトロ』は面白い。それで良いではないか。