例えば職場の飲み会の帰り道。気持ちよく喋りまくってご満悦ならば、それは気を付けた方が良い。なぜなら宴会の同席者たちは、不快を感じていた可能性が高いからだ。
思うに飲み会とは麻雀のようなものである。トップを独走している時は痛快至極、自分の牌裁きにうっとり陶酔しよう。しかし負けている周囲は音もなく歯ぎしりをしている。一方、自分が4チャならば不愉快この上なし。けれど周囲は気持ちよく打牌している。人付き合いとは往々にしてそういうものだ。
ならば狙うはトップではなく2チャ。自身も楽しみつつ、ストレスを感じない程度に腰を低くし周囲を立てる。それが飲み会に限らず、コミュニケーションの肝と言えよう。