俺には理解らない!!なぜ世間の人たちは幼少時代、サンタクロースを信じることが出来たのだろうか!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

あれはまだ3歳か、4歳か。この目に映る世界の全てがキラキラと輝き、夢と不思議に満ち溢れていた頃。クリスマスの朝、枕元には赤と緑で綺麗にラッピングされたプレゼント。包装紙を開くと、当時俺の大好きだったレゴブロック。「僕の願いを聞き届けてくれたんだね。ありがとう、父さんもしくは母さん」。


世の中の多くの人たちは、いつ頃までサンタクロースの存在を信じていたのだろうか。保育園の年中年長、あるいは小学校低学年くらいまでか。ところが俺は物心ついた時より、サンタクロースの存在など一度も信じたことがない。なぜなら、どう考えても理屈に合わないからだ。そして今でもサッパリ理解らないので、俺は問いたい。なぜ世間の人たちは幼少時代、サンタクロースを信じることが出来たのだろうか。


まず、トナカイのそりが空を飛ぶなど物理的にあり得ない。これにはライト兄弟もビックリである。まあ百歩譲って、サンタクロースがそりではなく小型飛行機か何かを用いたとしよう。その上で、世界中に子供が一体何人いると思っているのか。世界人口数十億人。そんな途方もない数字、当時はまだ知る由もない。けれど子供がいる全世界の総世帯数、それは100件や1000件どころじゃ済まされないことは分かっていた。一人の人間がたった一晩で、どうやってプレゼントを配りきると言うのか。


しかしそんな屁理屈と引き換えに、俺は子供時代に大切な何かを置き忘れてしまったような気がする。もしも例えばUFOやUMA、心霊の存在を信じることが出来たなら、俺の人生は今より少しだけ楽しくなっていたのかも知れない。