結構前のニュースになるが。とある育児ノイローゼの母親が、生後間もない我が子を殺め警察に自首してきた。「私は子供を殺しました」。
もちろんそれは痛ましいあってはならない事件であることに間違いはない。そしてその母親の罪はいかなる事情があれ、決して許されるものではないだろう。
けれど俺は日本の司法に対し、どうしても疑問と憤慨を抑えきれない。
我が子を殴りました。その子は死にました。そして加害者たる親が正直に「子供を殺しました」と言ったならば、そこで殺人罪成立である。
しかしもし親が、「しつけのつもりでした。殺す気はありませんでした」としゃあしゃあと述べたなら。
もちろんそれは痛ましいあってはならない事件であることに間違いはない。そしてその母親の罪はいかなる事情があれ、決して許されるものではないだろう。
けれど俺は日本の司法に対し、どうしても疑問と憤慨を抑えきれない。
我が子を殴りました。その子は死にました。そして加害者たる親が正直に「子供を殺しました」と言ったならば、そこで殺人罪成立である。
しかしもし親が、「しつけのつもりでした。殺す気はありませんでした」としゃあしゃあと述べたなら。
そんな戯れ言、卑怯な言い逃れに決まっている。けれど検察側が被疑者の殺意及び加害と死亡の因果関係を立証できなければ、課せる罪名はぜいぜい暴行罪か傷害罪。ふざけるな。
児童虐待死、加害者が人間のクズであることに変わりはない。
しかし「正直なクズ」は殺人罪。そして何の自責も反省もない「クズ・オブ・クズ」は遥かに軽い暴行罪。こんな馬鹿な話があってたまるか、たまったもんじゃない。
これは俺がかねてより主張していることだが、刑法に「児童虐待致死罪」を設けるべきだ。
児童虐待致死罪の量刑は殺人罪と同等かそれに準ずるものとし、最高刑はもちろん死刑。それでも被害児童の恐怖と苦痛を考えたらまだまだ全然ヌルい。