まきしま35歳、ドンピシャで浜崎あゆみ世代である。
今から10余年前、浜崎といえば日本の音楽界の頂点に君臨する絶対女王。こちらもやはり過去の人、SMAP木村拓哉と並ぶ国民的超越的スターであった。
だからこそ、元ファンだったからこそ、ここはキッパリ言わせてもらいたい。「はっきし言って、今の浜崎あゆみはいろんな意味でイタ過ぎる」。
◆シングル・アルバム総売上枚数
1位 B'z 8182万枚
2位 Mr.Children 5912万枚
3位 浜崎あゆみ 5056万枚
4位 サザンオールスターズ 4894万枚
5位 DREAMS COME TRUE 4356万枚
6位 AKB48 4145万枚
7位 松任谷由実 3948万枚
8位 GLAY 3853万枚
9位 ZARD 3746万枚
10位 宇多田ヒカル 3622万枚
さて去る6月末、浜崎ニューアルバム『MADE IN JAPAN』発売。しかしここで浜崎サイドがありえない宣伝に出る。CD発売に先駆けて、収録局全てをネットで先行配信したのだ。
はあ、と思ったのは俺だけではないだろう。ただでも下降曲線まっしぐらの浜崎あゆみ。アルバム発売前にネットで無料で全曲ネタばらしなどしたら、一体誰がわざわざCDを購入して聴くと言うのか。
けれどネットTVのCM、ようやく俺は浜崎サイドの目論見に気付いた。
「浜崎あゆみニューアルバム『MADE IN JAPAN』。すでにネットで再生回数ダブルミリオン達成」 そうか、浜崎サイドは「ダブルミリオン」それが言いたかっただけなのか。
しかし言うまでもなく、売上200万枚と再生200万回、そこには天と地、雲と泥、200万ドルと200万リラほどにも開きがある。
あゆ姐さん、イタ過ぎっす。正直俺にはもう見てらんねえ。
なぜ浜崎あゆみはそこまで第一線に固執するのか。もう十分に一時代は築いたのだ。「平成最高の歌姫」の称号を汚さぬまま、潔くトップシーンから退いても良いのではないか。