男子100m走!もしボルトの後方からライオンを放ったら、間違いなく8秒台を叩き出す!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

遥かなる太古、数百万年前。恐らく原始において人間が全力で走る動機は2つだけだろう。(1)獲物を追いかける時、(2)天敵から逃げる時だ。それ以外の局面において全力疾走する、そんな馬鹿げた行為を脳が許す訳がない。必要もなくアホみたいに走り回れば当然体力を浪費し、生殖において不利となるのは必至だからである。


しかし現代。猛獣も小動物もいない陸上競技場において、人間は「必要もなく」全力で走っている。これは卓越したイメージトレーニングによって「脳を騙す」行為に他ならない。フィジカルの強化もさることながら、アスリートのメンタルの鍛錬はまさに称賛に値する。だがそれでも、人体が模擬的に脳から引き出せる身体能力はせいぜい70%程度。完全なる潜在能力解放とまではいかないだろう。


男子100m走、現在の世界記録はU.ボルトの9秒58である。けれどもしスタートと同時に、彼の後方から空腹のライオンを放ったら。ボルトなら間違いなく8秒台を叩き出す。