わりと広く知られている数字のマジック。
ある自然数について
各桁の数の和が3で割り切れる時
その自然数は3で割り切れる
以前これについて、日記の中で証明したのだが、
その過程で、俺は全く別のことに気付いた。
「まきしま予想」
ある自然数について
各桁の数の和が9で割り切れる時
その自然数は9で割り切れる
よって以下、この「まきしま予想」を証明する。
ある自然数Nについて、
一の位、十の位、百の位、千の位…の数を
それぞれa、b、c、d…とする。
(a、b、c、d…は0及び一桁の自然数)
この時、
N=a+10b+100c+1000d+… と表せる。
今、
a+b+c+d+…=9α (αは自然数)
が成り立つならば、
N=a+10b+100c+1000d+…
=(a+b+c+d+…)+9b+99c+999d+…
=9α+9(b+11c+111d+…)
ここで、
β=b+11c+111d+… とすると、
N=9(α+β)
よってNが9で割り切れることは自明である。
以上より「まきしま予想」は真であり、
ある自然数の各桁の和が9で割り切れる時、
その自然数は9で割り切れる。
講義終わり!