数学力と見せかけて、実は国語力という落とし穴!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

学生時代のある時期まで、俺は数学が得意であった。

中学時代には全県模試において、
科目別で数学偏差値80という大マグレも達成。

その後高校へ進み、
数ⅠA、数ⅡBまでは確かに好成績を収めていた。

当然文理選択にて、俺は迷わず理系へ。

しかしどういう訳であろうか。
数ⅢC、いわゆる理系数学が俺にはサッパリ理解できない。

校内模試でも学年400人中、
40番台から290番台にまで順位を落としてしまった。

結局2浪の末、俺が受かったのは理系学部ではなく、
英数国で受けた経済学部だ。




なぜ俺は理系に進んだ途端、
数学の成績が伸び悩んでしまったのか。

それは実に簡単な話。俺が本当に得意だったのは、
数学ではなく国語だからである。

数学の試験問題は、
大きく計算問題と文章問題に分けることが出来よう。

このうち、俺は文章問題が得意であった。

しかし文章題を読み、そこから方程式を組み立てるという行為。
これは数学力ではない、文章読解力だ。

純粋に数字と文字だけが羅列された式を見て意味を解し、
それを自由自在に変換して解を導き出す能力。

それこそが純然たる数学力なのである。




これから大学受験を控え、
今まさに文理選択に迷っている高校生諸君。

前途有望な君たちには、間違っても俺のように。

”数学力と見せかけて、実は国語力という落とし穴”に、
ハマって欲しくないのだ。

これは何も数学だけに限ったことではないが。

大学受験では、十分に自分の適性や得意教科を吟味し、
慎重に学部選択に臨んで欲しい。以上。