藤子・F・不二雄の最大の発明!それはドラえもんではなくのび太である!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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国民的人気漫画・アニメ『ドラえもん』。

原作者の故藤子・F・不二雄が生み出した「ドラえもん」は、
日本漫画界最高の設定キャラクターの1人であろう。

奇想天外な未来のひみつ道具で、
何でも望みを叶えてくれるドラえもん。

そこから描き出される夢、空想、そしてファンタジーは、
藤子F氏亡き今も尚、色あせず創作に尽きることがない。

しかし、30年に渡り『ドラえもん』を読んで観て来たまきしま、
俺はつくづく思うのだ。

藤子・F・不二雄の”最大の発明”、
それは「ドラえもん」ではなく「のび太」ではないだろうか。



勉強もダメ、スポーツもダメ、 何をやってもドジばかり、
けれどどこか親しみの湧く”ノットヒーロー”のび太。

遠い昔、きっと誰もが少年時代は希望と可能性に満ち溢れ、
多くの人が”劣等生のび太”ではなかったはずだ。

しかし中高大学、社会人と成長し歳を重ねるにつれ、
突きつけられる厳しい現実、思い通りにはいかない自分。

その度に振り返るのは、幼き日に観たのび太だ。

そして大人になって思い起こすのは、
ドラえもんが簡単に叶えてくれる夢物語ではあるまい。

何度も失敗を繰り返しながら、それを教訓に学び、
自らの力で成長していくのび太の姿。

その自己投影が今日、子供はもちろん、
大人からも『ドラえもん』が絶大に支持される所以であろう。



晩年、藤子・F・不二雄は、
「のび太のモデルは自分自身である」と語っている。

例えば、現在のストーリー漫画の第一人者、
”漫画の神様”故手塚治虫。

手塚氏ならばあるいは、「ドラえもん」にも比肩する、
創造性に富んだ設定キャラを生み出し得たかも知れない。

しかし恐らく、天才手塚治虫に「のび太」は描けなかった。

天才ではなかった藤子・F・不二雄だからこそ、
まさに自身がのび太そのものであれたのだ。





  ◆日本を代表する漫画家といえば?
    (「gooランキング」より)

  1位 手塚治虫 (代表作/鉄腕アトム)  10751票

  2位 藤子・F・不二雄 (ドラえもん)  4715票
  3位 鳥山明 (ドラゴンボール)  3704票
  4位 尾田栄一郎 (ONE PIECE)  2212票

  5位 藤子不二雄A (笑ゥせぇるすまん)  833票
  6位 井上雄彦 (SLAM DUNK)  610票
  7位 松本零士 (宇宙戦艦ヤマト)  517票
  8位 あだち充 (タッチ)  506票
  9位 青山剛昌 (名探偵コナン)  457票
  10位 赤塚不二夫 (天才バカボン)  443票

                      (以下省略)