アニメ映画が「子供だまし」であってはならない!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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俺やさらにその上の世代、
現在30代から40代の往年のドラえもんファン。

問うてみる、「映画ドラえもん」の中で何が一番好きか。

恐らく、『のび太の恐竜』と『のび太の日本誕生』で、
きれいに票が分かれるだろう。

しかし、ドラえもん通であるならば、
『のび太と鉄人兵団』を挙げるのではないか。



ここで、『のび太と鉄人兵団』についてザックリと。

ロボットが支配する惑星メカトピアの鉄人兵団。
人間を捕獲し奴隷とすべく、大軍を成して地球に迫る。

兵団の地球到着に先駆け、情報収集員として、
美少女ロボット・リルルが地球に送り込まれた。

やがてのび太、ドラえもんらと行動を共にするリルル。
彼らの地球存亡をかけた戦いの火蓋が切られる。



さて、この『のび太と鉄人兵団』。

何といっても特筆すべきは敵軍のスパイ、
美少女ロボット・リルルの繊細な心理変化の描写である。

一切の感情を持たなかったリルルはのび太らと出会い、
少しずつ人間的感情が芽生えていく。

慈愛の心と祖国への忠誠、狭間で葛藤するリルル。
最後に下した決断、それは悲しい自己犠牲だった。



アニメ映画が「子供だまし」であってはならない。

大人でも深く考えさせられるテーマ、
それらもどんどん盛り込んでしまえばいい。

そのような良作に触れて、子供がどう受け止めるか。
それは大人の論理的解釈を大いに裏切るだろう。

だからこそ、子供の感受形成の可能性は、
まさに無限大なのである。





  ◆子供に観せたいアニメ映画
   (「TSUTAYA online」より)

  1位  となりのトトロ
  2位  風の谷のナウシカ
  3位  劇場版 ドラえもん
  4位  劇場版 ポケットモンスター
  5位  天空の城ラピュタ

  6位  崖の上のポニョ
  7位  劇場版 ONE PIECE
  8位  火垂るの墓
  9位  劇場版 エヴァンゲリオン
  10位  劇場版 クレヨンしんちゃん