三国志といえば、中国史でありながら、
日本人に最も馴染み深い歴史物語の一つであろう。
俺もまた、三国志の大ファンだ。
三国志に興味を持ったきっかけ。
それは世代によって、以下の3つに区分出来よう。
第1世代 吉川英治の小説『三国志』
第2世代 横山光輝の漫画『三国志』
第3世代 各種テレビゲーム
俺は第2世代、横山光輝の漫画から三国志に導入した。
さて、横山光輝の漫画『三国志』において、
兵士たちは実に非人間的に描かれている。
例えるならそれは、大量生産されたアンドロイドである。
物一つ言わずに敵軍に向かっていき、
悲鳴一つ上げずに敵将に首を飛ばされる。
そこにあるのは「死」であって「死」ではない。
そしてただ淡々と、物語は進んでいく。
そんな横山氏だからこそ、『三国志』は描けたのだ。
それは、手塚治虫には出来ない所業であろう。
恐らく手塚氏なら、一兵卒目線で三国志を描いてしまう。
恐怖におののき無惨に殺されていく兵士たち。
そんな三国志、とても残酷で読めたものではない。
◆日本を代表する漫画家と言えば?
(「gooランキング」より)
1位 手塚治虫 (代表作/鉄腕アトム) 10751票
2位 藤子・F・不二雄 (ドラえもん) 4715票
3位 鳥山明 (ドラゴンボール) 3704票
4位 尾田栄一郎 (ONE PIECE) 2212票
5位 藤子不二雄A (笑ゥせぇるすまん) 833票
6位 井上雄彦 (SLAM DUNK) 610票
7位 松本零士 (宇宙戦艦ヤマト) 517票
8位 あだち充 (タッチ) 506票
9位 青山剛昌 (名探偵コナン) 457票
10位 赤塚不二夫 (天才バカボン) 443票
(以下省略)