もはや秋の風物詩と言っていいだろう。
近年、毎年この時期になるとノーベル賞受賞者発表に、
まさに日本中が沸き上がる!
今年の日本人受賞者以下の2名。
ノーベル生理学・医学賞 大村智氏
ノーベル物理学賞 梶田隆章氏
これで21世紀以降のノーベル賞日本人受賞者は16名、
これはアメリカに次いで堂々の世界第2位だ!
◆国別ノーベル賞受賞者数(21世紀以降)
1位 アメリカ 52人
2位 日本 16人
3位 イギリス 10人
4位 フランス 6人
5位 ドイツ 5人
ある人たちは思うかも知れない、
「日本は今も尚、世界最高水準の科学技術大国だ!」
しかし、残念ながらそれは大いなる”錯覚”である!!
科学者が研究成果を発表してから、
ノーベル賞受賞までには、大きなタイムラグが発生する。
まず研究成果の正当性が科学的に認められ、
尚且つその研究の社会的有用性が評価される。
その上で初めて、ノーベル賞受賞となるのである!
そのタイムスパンはおよそ20年から30年。
つまり、現在ノーベル賞受賞にいたった研究成果とは、
80年代から90年代に成された”過去の栄光”だ!!
では現在そして将来、
日本の研究水準はどのような変遷を辿るのだろうか?
以下は、今年発表された世界大学ランキングである!
◆世界大学総合ランキング2015
1位 カリフォルニア工科大学 (アメリカ)
2位 オックスフォード大学 (イギリス)
3位 スタンフォード大学 (アメリカ)
4位 ケンブリッジ大学 (イギリス)
5位 マサチューセッツ工科大学 (アメリカ)
6位 ハーバード大学 (アメリカ)
7位 プリンストン大学 (アメリカ)
8位 インペリアル大学 (イギリス)
9位 スイス連邦工科大学 (スイス)
10位 シカゴ大学 (アメリカ)
26位 シンガポール工科大学 (シンガポール)
42位 北京大学 (中国)
43位 東京大学 (日本)
47位 清華大学 (中国)
55位 ナンヤン工科大学 (中国)
59位 香港科学技術大学 (香港)
65位 ソウル国立大学 (韓国)
88位 京都大学 (日本)
日本の”タイムリー”な研究評価は英米に大きく引き離され、
アジア内ですら、完全に中国に出し抜かれている!!
日本の技術水準は、この先確実にヤバい!
そしてそれは、20年後から30年後に気付いたのでは、
もはや手遅れなのである!!
ところで、思いっきり余談になるが。
我が愛しの母校・日本大学は、
世界ランクで1万位くらいには入っているのだろうか?