さて突然だが、自然科学とは一体何か!?
学生時代、恐らく大方の人が大嫌いだったであろう!
数学、物理、化学など理系分野の学問である。
そして現在、世界中の自然科学者たち。
それぞれ分野は違えども、究極的に目指す所は1つ!
全宇宙森羅万象、そこに生じる全ての現象!
これらをある一つの統一理論によって完全に説明する!!
天体物理学者、素粒子物理学者、さらには数学者まで。
この世の現象全てを司る統一理論、
即ち「万物の理論」の構築に躍起になっているのだ!!
それではここで、自然科学の歴史を紐解いてみたい!
17世紀、ニュートンにより「ニュートン力学」が誕生!
そして物理学はここに完結した!とさえ言われた。
ニュートンの理論によって、
当時全ての物理現象が矛盾なく説明出来たからだ!!
しかし時は流れて250年!
観測技術の発展に伴い、ニュートン力学では説明出来ない、
不可解な天体観測結果が多数確認される。
そこで20世紀初頭に登場したのが、
ご存じアインシュタインの「一般相対性理論」!!
相対論はニュートン力学では説明出来なかった、
奇妙な天体現象の数々を見事に解明!
ようやく人類の英知は、宇宙の真理を解き明かした!!
…かのように思われた。
しかし相対論の発表とほぼ時を同じくして、
発祥したのが「量子力学」!!
量子力学とは、ミクロな素粒子を扱う物理理論である!!
マクロな大宇宙の天体運動に関しては、
抜群の説明力を誇るアインシュタインの相対論。
しかしミクロな素粒子の運動については相対論は適用不可!
量子力学にバトンタッチするしかない!!
さらに面倒くさいことに相対論と量子力学、
これがまさに水と油!相矛盾して全く馴染まない!!
そして現在、最先端の理論物理学!
目指すはマクロの相対論とミクロの量子力学を統一した、
全ての物理現象を一つに説明する「万物の理論」構築!!
しかしまだ、その足掛かりさえ出来ていないのである。
以上長々と前置き、ここからが俺の思う所である!!
古今東西と登場した、
まさに膨大な数の自然科学における理論!
それはあらゆる検証実験・観測を経て、
初めてその正しさが認証されてきた。
しかしたった一つだけ、これまで一切の検証を経ずして、
科学者たちが盲目的に正しいと信じる”仮説”がある!!
「全宇宙森羅万象、それに基づく全ての現象は、
ある理論体系に統一的に従う性質を持つ」(命題A)
けれど、宇宙の創造主が完璧主義者じゃないとしたら?
もし命題Aが偽であるならば、
過去数千年、人類の科学的探究は全て無に伏す!!
もっとも命題A、我々には立証も反証も不可能だが。