以前、何かの番組で、
「外国人歌うま王決定戦」をやっていた。
ある白人女性がチョイスしたのはYUIの「Good-bye days」
彼女はこれを抜群のビブラートと余裕のオクターブで、
それはそれは鮮やかに歌い上げた。
そして「Good-bye days」は台無しになった。
過去、俺が好きになった女性ヴォーカルは、
YUKI、aiko、YUI…etc
最近、その共通点に気付いた。皆ビブラートがないのだ。
ビブラートが会場の空気と調和するように響くのに対し、
それがない声は空気を切り裂くように力強く突き抜ける。
それが俺には、ド直球のメッセージとして刺さるのだ。
プロはもちろん、素人のカラオケ採点に至るまで、
今や日本の音楽界は「ビブラート至上主義」
俺には誰もかれもが、まるで同じ声に聴こえる。
全員が全員同じように歌っていたら、
そこに個性は生まれない。
それでも尚、歌手は皆一様にビブラートを求めるのか。