点、円、そして直線。
これらを頭に思い描いて欲しい!
小学校の算数で習う、最も基本的な図形である。
ではここで、ちょっとした爆弾発言をしてみる!
「点も円も直線も、
ただ大きさが違うだけの、全く同じ図形である!!」
おい、まきしま!お前気は確かか!?
はいはい、俺は至って正気ですとも。
さて、以下の思考実験にお付き合い願いたい!
(1)まず、円の半径をどこまでも大きくする!!
すると円の曲率はどんどん小さくなっていき、
円周はだんだんと真っ直ぐになっていく!
そして円の半径が無限大になった時、
円の曲率は無限小となり、円周は直線になる!!
(2)次に、円の半径をどこまでも小さくする!!
すると円の曲率はどんどん大きくなり、
円周はだんだんと急カーブになっていく!
そして円の半径が無限小になった時、
円の曲率は無限大となり、円は点に収束する!!
つまりだ!円が無限大になったものが直線、
無限小になったものが点と言えるのだ!!
それではここから先、
小さい方の円について論を進めていきたい!
(1)「半径無限小の円を描け!」
俺なら迷わず点を描く!
(鉛筆の芯の太さは、ここでは無視する)
理論上、半径無限小の円は”有”であり、
そこには円の曲率などの物理量が存在する!!
(2)「半径0の円を描け!」
これは俺は何も描くことが出来ない!
半径0の円は”無”である。
そもそも何も描いてないのだ。
円の曲率、その他物理量などありゃしない!!
一見同じに聞こえる「無限小」と「0」、
しかし、その意味合いは全く違う!!
以上、「無限小」と「0」の大きな差異、
なんとなく感覚的にお分かりいただけただろうか?
ところが、これを数式で表すと恐ろしく厄介だ!
limX→0(X)≠0
左辺が「無限小」、右辺が「0」。
こんなの、文系学部卒の俺に証明できるか!!