もしも、直径400kmの隕石が地球に衝突したら?
そんな過去のNHKのシミュレーション動画を、
たまたまYouTubeで見つけた。
ちなみに恐竜を絶滅させた隕石は直径10km、
直径400kmとはその40倍のサイズである!!
そんなとんでもないシロモノが、もし地球に落ちてきたら…
まず隕石は衝突と同時に爆発!
地球の地殻は粉々に砕け散り、岩石は一瞬で蒸発する。
そして蒸発した岩石はおよそ4000℃の岩石蒸気となり、
それが衝突後1日で地球全体を覆い尽くす。
陸地は焼けただれ、海は全て蒸発し、
まさに地球は灼熱の死の星と化す!!
…とまあ、動画はザックリとそんなシナリオだった。
これでも十分すぎるほどの地獄絵図であるが…
俺の記憶が確かなら、そんな程度じゃ済まされない!!
さて、ここではエネルギーの単位に、
M(マグニチュード)を用いることとする。
Mが1増えると、エネルギー規模はおよそ32倍になる!
観測史上最大の地震は、1960年チリ地震でM9.5。
理論上起こり得る最大の地震はM10。
恐竜を絶滅させた直径10kmの巨大隕石、
その運動エネルギーはM11相当!
そしてM12のエネルギーが加わると、
地球は真っ二つに破砕する!!
では、直径400kmの超巨大隕石!!
そのエネルギーは果たしてどれくらいになるのだろうか?
恐竜絶滅の隕石の質量をm、速度をv、
その運動エネルギーをKとすると、
K=1/2・mv^2
ここでは簡略化の為、直径400kmの超巨大隕石、
その速度、密度はこれに等しいものとする。
そして直径400kmの隕石の質量をm'、
その運動エネルギーをK'とすると、
m'=40^3・m=64000m
K'=1/2・m'v^2=64000K
なんとそのエネルギーは、恐竜絶滅の隕石の6万倍以上!!
マグニチュードに換算するとM14.2!
地球が破砕するM12の、さらに2000倍の規模である!!
もしも、直径400kmの隕石が地球に衝突したら?
灼熱地獄どころの騒ぎじゃない!
地球がこっぱみじんに消し飛ぶわ!!