大相撲初場所、春場所と、
2場所連続で全15日間満員御礼を達成したらしい!
さながら政界が如き一連の不祥事。
暗雲立ち込める角界の迷走を経て、
ようやく最近、相撲人気が復活の兆しを見せ始めた。
しかしである!
歴代最多を更新する34度目の幕内優勝を飾った白鵬。
彼を筆頭とするモンゴル人力士たち。
相変わらず彼らが実力・実績に見合った、
ファンからの正当な評価を受けているとは言い難い。
けれどもモンゴル勢を始めとする、
外国人力士を取り巻く状況は明らかに変容している。
かつてのように、土俵上に”黒船”は小錦一人ではない。
白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱を筆頭に、
幕内だけでも外国人力士は12人!
今や角界において外国人力士は、
疎外対象なり得ぬ一大勢力となっているのだ。
我々が日本人である以上どうしても、
日本人力士を応援してしまうのが性であろう。
ならばモンゴル勢ら外国人力士は、
”アンチヒーロー”として相撲人気を牽引すればいい!
アンチヒーローとはヒーローより見劣る存在だろうか?
きっぱり否!
「三国志」の曹操、「STAR WARS」のベイダー、
「ガンダム」のシャア、「ドラゴンボール」のベジータ…
時にヒーローよりも強く輝き観る者を魅了する、
それがアンチヒーローだ!
…そもそも論としてその”ヒーロー”たるべき、
強い日本人力士がいなくては話にならないが。