既述の通り、俺の一番の得意スポーツは、
ゲーセンのパンチングマシンである。
33歳。さすがに今でこそ、めっきりやらなくなったが…
10代、20代、それこそ若い頃は、
パンチングマシンのためだけにトレーニングをしまくった。
俺が取り入れたトレーニングは主に3つ。
(1)拳立て伏せ
(2)スタンディングポーズからのスクワット
(3)2kgのダンベルを握ってパンチの素振り
中でも、拳立て伏せはそれこそめちゃくちゃやりまくった。
パンチングマシンは拳立て伏せに始まり、
拳立て伏せに終わると言っても過言ではない。
では、なぜ拳立て伏せをやるのか?
パンチングマシンのスコアを上げるためだろうか?
いや、拳立て伏せをどんなにやろうと、
スコアはほとんど変わらない。
ならばなぜ?それは手首を護るためである。
パンチングマシンにおいては、
しばしば自身のパンチ力によって手首を痛めてしまう。
故に、拳立て伏せで徹底的に手首を強化する必要がある。
敵を攻めるためではなく、自らを護るために鍛錬する。
それこそまさに、武の神髄ではないか。
パンチングマシンとは武道である。