国道4号線をひた走る。
そして脇道に入るとそこは住宅街、
その先が俺の家である。
車1台がようやく通れる、家々に囲まれた狭い路地裏。
そこには停止線などどこにもない。
しかし俺は、必ず一時停止する。
なぜならその路地の脇に、パチスロ屋があるからだ!
俺はそこを、”馬鹿ロード”と呼んでいる!!
もちろん、全てのパチスロ人がそうとは言わない。
けれどその俺の近所のパチスロ屋に限って言うなら、
近隣中から選りすぐった馬鹿の巣窟だ!
全く見通しの聞かない建物の影。
そこを徒歩で、自転車で、
パチスロ屋から馬鹿がいきなり飛び出してくるのだ!
これが小さな子供であれば、社会常識は未熟で当然!
車は細心の注意を払って然るべきであろう。
しかし大人も大人、いい歳のオッサンが、
普通いきなり道路に飛び出すか?
”馬鹿ロード”はまさに魔のロード!
俺は車で何度ひきかけたか分からない!!
相手がいかに馬鹿であれ、こっちが不可抗力であれ…
車で歩行者・自転車をひいてしまえば、
立派に過失致死傷罪成立である!
そんなに死にたきゃ、俺の車だけはマジ勘弁!
そして777回ひかれて死んでこい!!