AKBよ、今すぐアキバに帰れ

『恋するフォーチュンクッキー』を口ずさむ園児たち。

果たしてそのうちどれだけの子が、
AKBはアキバ（秋葉原）の略だと知っているのだろうか？



俺は知っている。
AKB48は相変わらず、凄まじい勢いでCDを売上げている。

しかし俺は知らない。
AKB48の新曲、その前の曲、その前の曲はなんだっけ？

俺含め、大多数の傍観者はAKBの曲のタイトルさえ知らない。
しかしAKBは着実に、未曾有の売上記録を伸ばしている。

ならば一体、誰がCDを買っているのだろうか？
愚問！アキバの人たちだよ！！



もう５年ほど前か？
AKBはアキバ発、地域密着型アイドルとしてブレイク！

と同時に、アキバのオタク文化が一躍脚光を浴びる。
AKBはまさに、アキバ文化を牽引する存在だった！



だがそれは、半年も続かなかった。

AKBは瞬く間に全国区、そして日本の音楽界の頂点へ！
AKBの躍進に反比例して、アキバ文化は再び闇の中に。

そしてSKE48、NMB48、HKT48…全国各地に姉妹グループ設置、
もはやアキバ要素は０である！

しかしもう一度言う。
AKBの売上記録、支えているのはアキバの人たちだ！！



日本記録、武道館、ドームツアー…
完全にのぼせ舞い上がり、初心を忘れちまったか？

AKBよ、今すぐアキバに帰れ！！

「いつでも会えるアイドル」
AKBのそもそものコンセプト、それは一体どこ行った！？