前々回に引き続き
イタリアの漫画雑誌トポリーノ3680号に
掲載されたディズニーとMax Pezzaliの
コラボ作品をご紹介します!
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※イタリア語のできない日本人が
漫画を読んだ個人の感想です。
タイトルページは公式Instagramから引用しました。
ラストまでのネタバレ有りです。
イタリアではミッキーマウスより
ドナルドダック方が圧倒的に人気です。
2人はアメリカのカリソタ州在住で
ミッキーマウスはTopolinia(トポリーニア)
ドナルドダックはPaperopoli(パペローポリ)
という街に住んでいます。
最後の2作品にはドナルドダックの
仲間たちが大集合しますが、
トポリーノ読者にはわかる漫画ネタや
若者言葉も多かったので翻訳が大変でした。
なので、間違えている可能性が高いです。
『ドナルドダックと英雄の長い一日』
Paperino e la lunga giornata dell'eroe
このタイトルページの前には
ドナルドダック(パペリーノ)の夜の顔、
覆面ヒーロー・パペリニックの活躍が
数ページにわたって描かれています。
夜の任務が終わったドナルドダックには
更なるミッションが待ち受けています。
黄色い枠のナレーション
「さあ、新しい一日の始まりだ。
危険と前代未聞の難題が彼を待ち受けている!」
ドナルドダック:
「起きろ、甥っ子たち!
今日はこれまで以上にとんでもなく遅刻するぞ!」
「成功する見込みは? ゼロ!」
「超速身支度!」
「超速着替え!」
「超速朝食(ラズベリー添え)!!!」
「しかし、ヒーローとは
英雄的であることなのだ…」
ヒーローのコスチュームを脱いだ
ドナルドダックの1日が始まりました。
甥っ子たちを起こす
学校へ連れていく
郵便局へ行く
洗濯物を干す
花の手入れをする…
何をするにもトラブルの続出です。
普通の一日を乗り切ることも
立派なヒーローの仕事なのです。
クイ・クオ・クア
(ヒューイ・デューイ・ルーイ)
ドナルドダックの甥っ子たち。
なんとか日中のミッションをこなしたあとは、
恋人デイジー(パペリーナ)との楽しいデートです!
おしゃれをして花束を買って、
良いところを見せようとしますが
こちらもうまくいきません。
散々なデートでしたがデイジーは
「ハプニングには慣れているから大丈夫よ!」
と受け流してくれます。
デートから帰ってきたドナルドダックには
サプライズ誕生日会が用意されていました。
誕生日をお祝いするために
みんなが駆けつけてくれていたのです。
最後のミッション、
『感動の涙を堪えろ』は任務失敗!
みんなからの愛情に
感動の涙を止める事などできません。
ラストはいつも通り夜の街で活躍する
ヒーロー・パペリニックの姿。
ドナルドダックの1日は
まだまだ終わらないのでした。
※ドナルドダックの誕生日は6月9日で
この3680号が発売された週でした。
当たり前すぎて気づかない
誰もが共感できる日常の奮闘を描いた、
優しい視点の作品です。
この作品では親戚が大集合したので、
若いアヒルが由来の「Paper-(パペ)」始まりの
キャラクターがたくさん登場ました。
翻訳サイトによってはキャラクター名が
すべて「アヒル」に訳されるので、
「どのアヒルだよ…!」とツッコミを入れちゃいました。
パペロン・デ・パペローニ
(スクルージ・マクダック)
ドナルドダックの大富豪のおじさん。
使われたと思う曲は
「1 in +(1つ余分に)」
「Un giorno così(こんな1日)」
『昔の物語、同じ仲間たち』
Vecchie storie, stessi amici
若き日のドナルドダックが一目惚れした
デイジーの気を引こうと奮闘する物語です。
タイトルは「Gli Anni(年月)」の歌詞が元になっています。
デイジー:
「買い物袋に食料品を入れるのを手伝って!」
ドナルド:
「タマリンドの瓶を振らないように
気をつけなくちゃ。
ドカンといったら大変だからね!」
「そうしないと、
あいつは文句を言うのをやめないし、
アルキメーデも研究所から
追い出さなきゃならなくなる」
デイジー:
「あら、あら!」
「あの二人には本当に手がかかるわね!」
ドナルド:
「でも、やっぱり彼らは僕の友達さ!」
デイジー:
「そんな友達がいれば、敵なんて必要ないよ!」
ドナルド:
「一緒にいると、
借りがあることなんて忘れちゃうけどね!」
デイジー:
「何の話をしてるの?」
ドナルド:
「まるで君が知らないみたいな言い方だな!」
アルキメーデ・ピタゴリコ
(ジャイロ・ギアルース)
天才発明家のアヒル。
イタリア名はアルキメデスとピタゴラスが由来。
ブンブン・ギーニョ
(ブーマー・バフ)
好きなのはタマリンドのドリンク。
スーパーで買い物をする
ドナルドダックとデイジー。
友人のアルキメーデとブンブンには
少し癖があるのでデイジーは
「あの2人には困るわね」と言っていますが、
実はこの友人こそ2人の恋のキューピッドだったのです。
2人は出逢った頃を思い出します。
デイジーを見て一目惚れしたドナルドダックは
彼女の興味を引こうと奮闘します。
当時のドナルドダックたちは
流行最先端のパニナーリファッション。
デイジーは黒のリボンをしていてイカしてます。
※ Paninari
パニナーリ
1980年代のイタリアで流行した若者文化。
ダウンジャケット、ニット帽とヘッドホン、
くるぶし丈のジーンズにひし形模様の靴下が鉄板。
デイジーに話しかけることもできない
弱気なドナルドダック。
モタモタしているうちに
自信家で強引なガスがデイジーに急接近します。
仲間たちはあの手この手で
ディスコに行く2人を妨害します。
邪魔される事に怒ったガスが
仲間たちに乱暴をふるおうとしたところを
ドナルドダックが止めに入ります。
思いがけずドナルドダックの
愛の告白を聞いたデイジーは乱暴者のガスを振り、
2人は付き合うことになりました。
実は後からのネタバレで、
ガスはアルキメーデとブンブンから頼まれて
ドナルドダックが本気を出すように
嫌われ役を演じていたのでした。
使われたと思う曲は
「Sei un mito(あなたは神話です)」
「Gli anni(年月)」
「La regola dell’amico(友だちのルール)」
「La regina del celebrità(公式・「チェレブリタ」のクイーン)」
「Finalmente tu(ついに君に)」
「Sei fantastica(君は素晴らしい)」
「Bella vera(本当に美しい)」
ラストは買い物を済ませて愛車に乗って
仲間の元に向かう現在のドナルドダックとデイジー。
最後のセリフは
「... quelli del "tranquillo, siam qui noi"!」
(…『大丈夫、僕たちがここにいる』
って言っていた人たちにね!)
『』内のセリフは「Gli Anni(年月)」の
一番最後の歌詞と同じなんです。
すべての漫画作品のラストに
このセリフを持ってくるとは!
本当にファンの気持ちを分かっていますね!
これを日本人アーティストに例えると
自分の推しが漫画になって一番最後のセリフが
↓だったみたいな感じです。
サザンオールスターズ 「いつの日も雨」
B'z 「いつかまたここで」
松任谷由実 「今夜の2人のこと」
浜田省吾 「この心を」
DREAMS COME TRUE 「愛を呼ぼう」
SMAP 「Only one」
Mrs. GREEN APPLE 「愛せてる。」
Ado 「新時代だ」
YOASOBI 「夜に駆け出していく」
嵐 「for deeam」
Snow Man 「お粗末です」
※敬称略。順不同。
ご想像してみてください。
私のこの興奮が伝わりますでしょうかっ!
(さて、どの曲かわかるかな~?)
どの漫画作品も過去を思い出しますが、
必ず現在に戻る構成になっていました。
昔を懐かしく思い出しつつも
「過去があって、私たちは今、ここにいる」
というテーマが感じられました。
曲としてのアピールは控えめでしたが、
世界観は曲とリンクしており、
Maxファンじゃない人には気づかないけど、
Maxオタクにはわかる程度にうまく隠されていました。
※作中で使われたと思う曲名は
私が勝手に思っているだけなので、
全くの的外れかもしれません。
どの作品も素晴らしかったので
Maxファンだけじゃなくディズニーファンにも
満足できる一冊だったんじゃないかと思います。
最後にトポリーノ3680号の解説動画をご紹介します。
MAX PEZZALI SUL TOPO! Topolino 3680
↑Fumetto Online様 約18分
手元の本を見せながら丁寧に解説。
最後はキーホルダーを紹介していました。
これでトポリーノ3680号の漫画作品の
全ての作品紹介が終わりました。
作品の素晴らしさが少しでも
伝わっていたらうれしいです。







