読書メモ CCXXXIV 『ボクはじっとできない』 | 読書メモと自己ログとときどきその他

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読んだ本へのコメントなどを気ままに述べるブログです。ほとんど自分の読書記録のようなものになるかと思いますが、他者への紹介にもなるようにしっかりと表現していきたいと考えております。

こんばんは。

 

今年はやはりブログを放置しがちになってしまいます・・・

 

とりあえず細く長く続けていきたいので,無理をしないようにですが…

 

ストックも作りたいな,と思います。

 

さて,本日は絵本をご紹介します!

 

以下の絵本です!

 

Amazon.co.jp: ボクはじっとできない 自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし : バーバラ エシャム, マイク&カール・ゴードン, 品川 裕香: 本

 

○ あらすじ

 

ADHD(注意欠陥多動性障害)の男の子は、なぜ自分は落ち着きがなくて、失敗ばかりなんだろうと考えていました。
そんなある日、すばらしい解決策を思いついて…!?

「算数の天才なのに計算ができない男の子のはなし 算数障害を知ってますか?」と同じ作者による、発達障害のひとつであるADHDの男の子が、自分はどう行動したらいいか解決策を見出す、という内容の絵本。
ADHDの特性に気づき、自分の課題に気づき、自分を管理する方法を発見することは大切なこと、ということを、かわいらしい絵とわかりやすい文章で紹介。

 

○ 感想

 

10年以上前くらいから発達障害,ADHD, LD, などのような話題はメディア等でも扱われています。

 

2年前の記事ですが,小中学校の8.8%が発達障害の疑いがあるということも示されていました。

 

小中学生の8.8%に発達障害の可能性 文科省調査 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

このような話題を耳にするたびに感じるのは,

 

「発達に置ける『普通』の状態っていったいどういう姿なのだろうか…」

 

ということです。

 

発達の仕方がすべての軸で年相応となる人は実際結構稀なのではないかなと思います。

 

私自身もある視点では発達が遅かったというのを両親から聞きました。

 

今は多様性の時代と言われます。発達も全く均等にすることはなく,みんな同じでないといけないということはないのだろうなと思います。

 

一方で,他者に迷惑をかけすぎてはいけないであったり,集団の中で最低限守らないといけない規範であったりというのはいずれ求められてくるかと思います。

 

そのような共通して求められるものに障害を感じたときにどう対処していくか…

 

本書はそのロールモデルを示してくれているように感じます。

 

本書のように自力解決を図れる子どもたちばかりでないとは思いますが,そんなときこそ家族や周囲の大人の支援が必要なのだろうと改めて考えました!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/