. -5ページ目

深夜の公園に消えた2人(2)

10分に及んだ2人の「B」行為が終わった!また会話を初め、かすかな笑い声が聞こえる。こちらはやぶ蚊の攻撃であちこちを刺され、かゆさが増してくる。

現在時、午前4時過ぎ、空もうっすら明るくなって来た。2人は公園ベンチを立ち、腕を組みながら公園奥の方へ歩いて行く。

「まだ、帰らないのか?」と思わずグチをこぼしてしまう。既に朝刊新聞を配達するバイク音まで聞こえる時間だっ!公園奥にある滑り台で遊ぶ2人。幼少時代を思い出すかのように無邪気に楽しんでいる。

しかし、滑り台付近は死角がほとんど無く、監視する位置取りが難しい。数分後、滑り台を終えた2人は公園出口方面に歩き出す。

我々の方向に向って来た為、急いで上着を脱ぎ、ビデオカメラなどの機材も置いて、早朝のランニングおやじを装った。Tシャツ1枚の姿で屈伸運動や前屈運動、手をブラブラ足をブラブラと・・・体をほぐす運動をした。

我々はその時間、その状況で相手から見て「自然」と思わせる行動を取らなければ不信に見られてしまう。臨機応変に機転を利かせ「溶け込む」ことが重要である。

そのまま対象者と女性をやり過ごした。当然、我々が探偵であるとは全く思っていない。

公園を出て、なんと対象者は女性の自宅前まで送った。

「まだ早い時間とはいえ大胆な行動である。旦那に対する挑発的行為にも見えた!」

「一人暮らしの女性宅なら判るが、既婚者の自宅前まで送るとは・・・」

我々もさまざまな現場を多数経験しているが、このような対象者の行動は他には記憶に無い。何を考えているのか理解に苦しむ。

                           
                             -完-

深夜の公園に消えた2人(1)

タクシーを降りた対象者と女性は暗闇の公園内に入っていった。

人っこひとり居ない公園、当然その周辺にも人など一切見当たらない。わずかな公園内の灯りで2人の動きは監視できる。

それもそのはず時間は午前3時過ぎなんです!正直、尾行が辛く難しい!対象者らに気配を悟られないよう少し距離を置いて慎重な尾行が求められる。

私たちは、二手に分かれ対象者らを監視した!2人は公園内の砂場付近のベンチに腰を掛け、何やら会話している様子が伺える。

10分程たつと、対象者と女性が濃厚なキスを始めた!その後、女性の上着をたくり上げ、一般的に言う「B」という行為に移った。

私たちは公園内の草むらに身を潜め、監視及び撮影を行なった。一般的に見たら「のぞき」か「盗撮」かと思われるかもしれない。

しかし、2人の関係度を示す証拠としては絶好のチャンスだった!

言い忘れてましたが、この女性、主婦なんです!子供も2人います。しかもご主人の実家に住んでます。その主婦が午前3時の自宅近くの公園で男と一緒。

普通では考えられない行為です。

それにしても真夏の公園は蚊の襲撃が物凄い!!耳元に「プーン」と言う蚊の羽ばたき音が集中力を妨げる。


                        -次回につづく-

タクシードライバーさん、感謝してます!

浮気調査や素行調査で欠かせないのがタクシー尾行。特に都内の調査ではその比率は高まる。調査対象者がタクシーを拾う際は毎回緊張が走る。できるだけ対象者より先にタクシーを拾わなければなりません。

通りに出た対象者より手前に移動し、先にタクシーに拾い乗車できることが理想です。

「運転手さん、あそこにいる男女がタクシーを拾ったら、追いかけて下さい!」

運転手さんの中にはキョトンとしてしまう人もいるが都内のタクシー運転手さんであればこのような経験をされているドライバーさんはいるはずです。

我々も何度もタクシーを調査で利用させて頂いているが、都内のドライバーさんは一生懸命に追いかけてくれる方が多いと感じる。ほとんど失敗が無い。

3ヶ月前の調査になるが、都内某所の真夏の深夜、居酒屋から出てきた対象者と女性が駅のタクシー乗り場から乗車、我々もすぐ後ろのタクシーに乗車した。

まだ若いトライバーさんだったが、丁寧な言葉で「かしこまりました!」と返事が返ってきた。問題は対象者らが乗ったタクシーは個人タクシーで真新しいトヨタクラウン、深夜でほとんど車が無いため、もの凄いスピードで走って行く!
(普通、お客さん乗せて、あんなに飛ばすか?というぐらい)

私たちのタクシーは一般的に言う「普通のタクシー」。どんなタクシーは想像してみて下さい(笑)

それでもフルアクセルでエンジンを「グオォォーー」と唸らせて必死に追いかけてくれた。バックミラーで運転手さんの顔を伺うと、真剣な眼差しで「絶対逃がさんぞ~」という闘争心さえ感じられた。正直そのやる気には我々も嬉しかった!!

5キロは走っただろうか、女性自宅付近の大きな公園の脇に対象者らのタクシーが止まった。ちなみに、女性の自宅と対象者の自宅はなんと300メートル程しか離れていない。

私たちも少し距離を置いてタクシーを止めてもらった。「運転手さん、有難うございました!」とお礼を言い、半端なつり銭は受け取らなかった。ささやかな感謝の気持ちとして!

普段の調査では第三の調査員としてタクシードライバーさんに協力頂いております。


-この記事次回へ続きます。タクシーを降りた対象者と女性のその後です!-