MJが細い理由。(お礼&お詫び) | ピレニーズ兄弟MJのブログ

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三重県2014年3月10日生まれのグレートピレニーズ
MAX&JOY(♂&♂) の記録

身内ネタです。興味のない方はスルーしてください。




ワン友さんや御近所さん、お友達やピレボーイズ、実際MJを触った人に
ピレなのに骨がごつごつして、見た目の大きさと体重のギャップに
(そして飼い主の私がこんなヽ(´▽`)/感じなので)
食生活についてたくさんの心配をしていただいてます。


直接声をかけていただいたり、メールやメッセージ、ラインをしてくれたり、
本当にMJの事を想って考えてくれて、とっても感謝しています。

でも私はこれまで
「あ、そ~ですね~もうちょい食べさせよかな~♪」
なんて…適当に逃げ…考えを説明せずにいました。

理由は、自分の意見を言ってしまうと、相手の考え方や決断を否定してしまうかもしれない…それが嫌だったからです。

だけど、その行動が更に心配をかけている事になっていたようです。すみません。


そして、たくさんの心配やアドバイス、ありがとうございます。



MJは細くても元気です✨✨








___ここからは個人的な意見に寛容な方だけどうぞ。__














ピレは自由摂食させて大丈夫」…「もっとちゃんと食事管理してあげて」…
「今は食べるだけ食べさせないと」…等、育て方やその考え方も教わり、助言をたくさん頂きました。

私にとって他人に助言することは とても勇気のいることなので、その方々の親切心に感動し とても感謝しています。

心配して頂いて、何度も連絡くれた方もいました。


だから私も、意見は違えど、MJを細身でいさせている理由をちゃんと説明して安心してもらおうと思いました。
しかし、私はあまり面と向かって意見する事が得意でないため、ここで文章とさせていただきます。




 ここからは 私が
成長期の愛犬に なぜ最大成長(自由摂食)をさせないか の理由について話します。

(私個人の意見です。それぞれの考え方を否定するつもりはありません)

   まず初めに、MaxとJoyは成長がとても速いです。
健康に育っていますし、大きい犬が好きな私にとっては嬉しい事ですが、これは大型犬にとって必ずしも良いこととは言い切れないようです。

特に超大型犬の場合
DOD(進行性骨関節疾患:developmental orthopedic disease)である、股関節形成不全と骨軟骨症は珍しくありません。
これは軟骨や骨の成長異常によって起こる疾患であり、この成長異常は急速な成長と密接に関わっているため、超大型犬の成長期は特に食事管理が重要とされています。

なので現在 獣医さんとMJの成長を、できる範囲で抑えようとしています。
当面の目標は摂取カロリーとカルシウムの管理、そして〈MJの場合〉1歳までに50㌔を超えないことです。


   トップブリーダー・獣医師・動物栄養学者・ドッグフードの研究者等の、様々な専門家(特に大型犬の骨格形成)の文献を参考にし、実際に獣医師数名に話を伺いました。

去勢についてはそれぞれ専門家内でも意見が分かれるのとは対照的に、大型犬の骨の形成についてはほぼ意見が一致しています。
それは、その個体の可能な限り成長速度を緩やかにする事が重要であり、そのために食事性エネルギーをある程度制限し調節することで、整形外科的な問題が少なくなり、疾患を予防できる…ということ。

人間は…18年程かけて成長するため、成長過程は緩やかな曲線を描きます。
しかし超大型犬の場合、1年~1年半程で40㌔~70㌔にまで成長します。
そしてこの急速な成長が原因で、骨密度の減少や脆弱化を起こしたり軟骨下骨組織が弱化し、関節軟骨を支持することができなくなり、骨軟骨症、股関節形成不全などの骨格疾患の発生率が激増することが立証されています。

もちろんこれらは確率であり、どれだけ飼い主が最大成長に気をつけていても 先天的疾患として発症するケースも多く、逆に最大成長をさせていても、生涯 骨異常も肥満にもならない健康な個体も中にはいます。
でもそれは遺伝子によるもので、最大成長が良かったわけではありません。

つまり成長が速い個体ほど、骨の形成にあたっては不利である可能性が高いということです。

私はその骨格疾患の確率を0.0001%でも下げるために、最大成長をさせていないのです。





  では、成長過程で適度な食事制限をすることで、成犬時の大きさは変わるのか。
答えはNOです。
なぜなら個体の骨格の大きさは、生まれた時点で既に 遺伝的に決定されているからです。
骨格が小さい犬は、栄養が足らなかったから成長しなったのではありません。
同じように、骨格が大きい犬は、たくさん栄養を取ったから成長したのではないです。
成長期の栄養過多は、後々肥満体になりやすい脂肪細胞を増やすだけです。


つまり、たくさん食べさせて大急ぎで成長させなくても 成犬時の大きさは変わらず、
むしろ、成長曲線を少しでも緩やかにしてあげることで、最良の骨格形質を促すことになるのです。



 と、いうことで、MJままは こういった考えがあって獣医さんとMJの適度な食事制限をしています。
何も考えてない訳でも、節約している訳でもありません。
MJはこのまま、少なくとも成犬を迎えるまでは細身をキープすると思います。

でも、確かにJoyは予定より少し細いです。
これはMaxとJoyのご飯を同じ量であげていた私の管理不足で考えが甘い証拠です。知識を入れても実行できず 結局ダメダメです。
今は、皆さんや獣医さんのアドバイス通り、摂取エネルギーを少し増やしています。



 最後に、
違う意見をお持ちの方…気を悪くされた方…申し訳ありませんでした。
この記事について、言いたいことがたくさんある事と思います。
皆、自ら信じて愛するペットにしてきたことを否定されるのはとても悲しいことです。

しかし私は、この意見を他の飼い主に勧める気も、
最大成長を認める意見を否定する気もありませんし、その立場にありません。

私自身 自ら何百何千頭を育てて研究をしてきたわけではないですし、
私は(出身・実績・関係者・関係会社・目的・研究内容や研究方法等から)信憑性のある学者の発表論文や専門家等の意見を見聞きして情報を得、それを信じるしか方法がないのです。そしてその情報も少なく、まだまだ勉強不足です。

さらに、この情報社会の中、どこからどの基準でどれだけ取捨選択するか、それには大きな個人差があり、見解が違って当然だと考えます。

今回の成長期の食生活のトピックに限らず、
どこから飼うか・食事内容・躾・愛犬グッズ・運動方法・屋外/室内飼い・介護等、
様々なトピックで多種多様な方法があり、それに対する色々な意見がありますが、
得た情報の違いだけでなく、家庭環境やペットが違えば同じ飼育方法にならないのは当たり前で
ペットにとって最善だとわかっていても、実行できない事だってあります

それでも特にこの記事を読んでくれてる方のほとんどは、ペットと幸せに過ごすことを目的に色んな勉強をされてる方が多いと思います。
それなのに同じ目的を持つ者同士が、たった一つのトピックにおける見解の違いに、それぞれが不快になることは避けたいと思っています。

なので、コメントの受付は致しません。
そして、このトピックで議論するには 私はあまりにも不勉強なため、反対意見をお持ちの方は… ここは私の無知を笑い グッと堪えて頂ければと思います。




長くなってしまいましたが、
アドバイス等くださった方々、私が言葉不足なので心配かけてしまったのだとは思いますが
MJの成長は今のところ順調です♪

これからもMJ共々、温かく見守ってくれればと思います。
↑芸能人の子育てみたい(笑)


長文&乱文にて失礼しました


P.S.ブリーダーのスリーシスターズさんからご飯が届きました♪
いつもいつもありがとうございます(*´︶`*)



ではではヾ( `▽)