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ゆるふわハンドメイド

ハンドメイド作家を目指す人、ハンドメイドが好きな人のためのブログです。好きで、得意なことで輝きたい貴女を応援します!

いくらで売ればいいの?

私、実は行政書士でして、私の事務所では、法人設立も主な業務としています。


株式会社や一般社団法人の設立です。
特に非課税型の一般社団法人が得意です。

で、その際に法人の印鑑をセットでお勧めしています。

ネットで安いのはたくさんありますが、逆に縁起をかつぐ方もたくさんいらっしゃいます。
やっぱり良いものが良いと。機械じゃなくて手彫り!
弊事務所では手掘りのキチンとした印鑑を採用しています。
直接頼むと高級品なのでかなりのお値段です。


ところで皆さん、印鑑の値段って価値が分からないですよね。
ネットは安い。
印鑑屋さんは高いものが多い。
違いは良く分からない。

 

こういう商品は最初の値段に引っ張られます。
こんな実験があります。

値段の基準がよくわからない商品、サービスを売っている方。
高額商品を1つ設定しておくと便利です。

また、そうでない商品、サービスをお取り扱いのあなたも大丈夫。
高いジャンルと比較する方法を考えましょう。
商品のカテゴリー、それ自体を変えてしまうのです。

 

 

「新築そっくりさん」

 

これはただのリフォームですよね。
でも、リフォーム業界と比較してないですよね。
新築と比較してます。

だからリフォームよりも高い値段設定が可能なのです。
しかも、売れてます。

 

比較対象を変えてみましょう。                     

 更に例を1つ

 

 

 

 

カルビー“じゃがりこ” 
お湯でふやかすとポテトサラダができるって知ってますか?
これを「ポテトサラダできちゃいます。」として売ってます。

 

お菓子カテゴリーよりも、調理惣菜カテゴリーの方が単価を高く設定できます。

ちなみにじゃがりこは60gでポテトサラダできちゃいますは35gで価格は大体同じ120円くらいかな?

 

あなたの商品、サービスもカテゴリーと見せ方を変えてみてはいかが?
この方法使えますよ。

 

 

 

 

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である』   

 (チャールズ・ダーウィン) 

 

全体の値段のバランスで売上は変わります。

 

ハンドメイド販売で難しいのは価格設定です。誰でも悩みますよね。

高すぎると売れないし、安すぎても儲けがない……。

 

 

これはハンドメイドにかぎらず、あらゆるビジネスに共通のお話です。

 

まず、初心者が陥りがちなのが、安すぎる価格をつけてしまうこと。

 

安いので勿論売れますよね。

 

でも、結局自分に自身がついてくると値段を上げたくなります。値段を上げるとお客さんは離れていき、売上は一時的に下がります。また、一から始めるのと同じです。

 

価格設定の悩みは、実はみんなが通る道なのです。

 

皆さんこんな感じではないでしょうか?

 

最初は売れないとイヤなので安く設定

→ 売れる割には利益が少なくやる気が下がる 

→ 価格を上げる

→ 売上ダウン

→さらにやる気をなくす。

 

では、どうすれば……?

 

 選んだようで実は選ばされている『ゴルディロックス効果』とは

 

 

ゴルディロックス効果という言葉は恐らく聞いたことはないと思います。でも、実は日常であなたも知らず知らずのうちにその効果にやられています。

 

普段の買い物なども、自分が選んでいるようで、実は選ばされているということがあります。

 

 

逆にこのゴルディロックス効果をあなたは知っておくだけでお客さんの商品選択を意図した選択に心理誘導することができる!ということです。

 

ゴロディロックス効果は「ちょうどいい加減」とか「心地良い状態」のことです。

 

もとは、英国の「ゴルディロックスと三匹のくま」という童話から来ています。

 

 

マクドナルドのポテトの「S」「M」「L」は真ん中のMサイズが一番売れる

 

マクドナルドのポテトポテトには「S」「M」「L」がありますが、最も売れているのはMサイズ。

 

多くのお客様はSMLとサイズを3つ提示されたら、「ちょうどいい加減」のゴルディロックス効果がはたらく真ん中を選ぶのです。

 

だいたい「2:5:3」の比率で選択されると言われています。

 

選択肢は3つ

●「2つ」ではダメな理由

 

では、選択肢が2つだった場合はどうなるでしょうか?

2,000円と3,000円の2つだけの商品ラインナップだった場合です。

この場合は、約7割の人が、安い方の2,000円の商品を選ぶ傾向にあります。

 

2つだけの商品ラインナップであれば、3,000円が最も高い商品となります。最も高い商品は敬遠されることに加えて、2つの選択肢では価格を比較した時に、安い方がお得に感じてしまうのです。

 

●「4つ以上」がダメな理由

 

つぎに、選択肢が4つ以上の場合はどうでしょう。

4つ以上の選択肢があると「買わない」という選択をする可能性が高くなります。特にインターネットを使った商品紹介の場合には、「何も選択せずに立ち去る」ということが起こります。

 

なぜなら、人は選択することに頭を使いたくないからです。

「どれがいいかな、Aにはこれがあって得だけど、Bにはこれがあって便利だしなぁ、Cにはこんな機能が付いてるし、Dには・・・」なんてことで悩みたくはないんですね。

 

真ん中を選ぶ「極端の回避性」の心理

真ん中を選ぶ心理傾向は、行動経済学では「妥協効果」や「極端の回避性」と呼ばれています。

 

 

では、なぜ人は、真ん中を選ぶのでしょうか?

 

 

人は「安い商品よりは、高い商品の方が品質は良いはず」という思い込みがあります。

 

また、最高値の商品に対しては、「一番高いモノは贅沢な気がするし、もしも失敗したらいやだしなあ・・・」という心理が働いて、敬遠する傾向があります。

 

 

また、一番安いの商品に対しては、「一番安い商品を選ぶと、貧乏やケチだと思われるかも?」という、世間体を気にしたり見栄の心理が働くとも言われます。

 

そのため、選択肢が3つあった場合には、真ん中を選びやすくなるのです。

 

ただしネット販売では、人と接していないので、見栄の心理は働かない場合もあります。

 

 

これをハンドメイド販売に応用すると?

真ん中が一番売れる心理を利用すれば、売上アップを図れます。

 

もっとも売りたい商品を真ん中の価格にします。

 

例えば、1,000円の作品を売りたいとします。この時、この作品の利益率は高めに設定しておきましょう。

 

次に下の価格を設定します。700円くらいで買えるものがいいでしょう。一番安い価格は落お付き合い価格、あまり欲しくないけど、安いから買ってみようかなという位置づけです。

 

最後に一番高いものを作ります。これは手間や材料費がかかるもので売れたらラッキーくらいの価格設定にしておきます。2,000円~2,500円といったところでしょうか。そうすることで、もっとも売りたかった作品が選ばれやすくなります。

 

 

「一番高い作品はほとんど売れないから」と、その作品をなくしてしまうと、今度は1,000円の作品も売れなくなってしまいます。

 

ポイントは最上位商品の価格をやや離し、下位商品を真ん中の商品(売りたい商品)の価格と近づけることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼったくりと思うくらいハンドメイド作品は高く売る。

決してぼったくれと言っているわけじゃありません。


他人がぼったくりなんじゃないの?と思うくらい思い切った値段をつけて見ましょう。

 

ハンドメイドの作品は安い商品が売れる、安くすれば売れるわけでもないですし。

 

前にも書きましたが、ほとんどの個人のハンドメイド作家さんは商品を高く売ることに臆病になりすぎです。

 

私もクライアントにハンドメイドの作品はもっと高値をつけなさい。と言いますが。

 

「需要があるかどうかも分からないし、
売れるかどうかも分からないから
とりあえず最初は安く売ってみよう。」


とういう返事がほぼ100%。

 

 

まず、最初の段階でしっかり自分が売りたい商品の相場を把握し、
欲しいと思う稼ぎを決めましょう。

 

例えば、値段が500円でハンドメイド雑貨を売ったとして、月5万円の売り上げをあげようと思ったら
100個売らなければいけません。月100個ってけっこう厳しい数値ですよね。

 

この計算しているハンドメイド作家さんやビギナーさんは少ないんじゃないかな?

 

一方、商品価格1万であれば、5個売れば月5万円の売り上げになります。

 

そんな簡単に売れないよ!?と思うでしょう。

 

でも、あなたと同じジャンルの商品で1万円以上で売られているものありませんか?

 

しっかりリサーチをして、どんな商品が高値で売れているのか調べましょう。

 

どういう風にリサーチすればいいのか?

 

例えば、どこかの販売サイトを利用する場合、ここではminneを例にします。

 

1:あなたのハンドメイド作品と同じジャンルを調べる

 

 

2:価格帯を調べる
左側の「検索絞込み」の“価格帯で絞り込む”を10,000円~と打ち込み“絞込”ボタンを押す。

            

一覧の上にある表示順を“お気に入りの多い順”を押す。

すると、高単価でしかもお客さんの満足度も高い商品がたくさんあります。

思ったよりもたくさんあるって感じませんか?

「高く売ってはいけない。」という思いこみを捨てる

安売りはハンドメイド作家の価値を下げます。
 

安くすればするほど、安物なりの製品としか見てもらえません。

 

購入者は安物が欲しいわけではありません。その作家の最高の製品を求めてます。

 

だからこそ、最高の製品を作り高く売る工夫をしなければいけません。

 

 

「あなたは安く売りすぎです。原価がいくらなのかが問題ではない。その商品にいくらの価値があるのかが大事だ。安い価格はけっして作り手のためにならない。その作り手のブランド価値を下げるからだ。われわれの顧客は安くて良い商品を購入したいのではない。良い作り手の最高の作品を購入したいのだ。高い安いの問題ではない。われわれは作り手と良好な関係を作りたい。だから、作り手が良い取引だと思う価格で我々に卸せるように、我々は高く売る努力をしなければいけない。」(ユダヤの商人)