ハンドメイド作家ネーミングのつけ方
ハンドメイド作家・商品・サービスを世に知らしめるためにも、こだわり抜きたい「ネーミング」。
とにかく重要な要素です。
ネーミング次第で、会社そのものや商品やサービスのイメージが変わりますし、売上にも大きな影響があります。
ユーザーへの認知やメッセージの伝わり方を左右するネーミング。
わかりやすくて、読みやすい、言いやすくて親しみがある。
そんな名前を考えましょう。
1ビジョンや目的から決める!
ハンドメイドを販売したい!。
そう思いたち準備を開始。
minnneで情報収集、デザフェスなどのハンドメイドイベントへの出展をしたい。
どんなイベントがあるのかしらべていると・・。
「あっ、名前つけなきゃ」
商品やサービスとは違い、「ダメだったら新しいものを……」というわけにはいきません。
ここはひとつ腰を据えて、未来永劫つづくネーミングを考えたいところですね。
ネーミングで王道となるのは、ビジョンや目的から考える方法。
ハンドメイドを出品するにあたっての想いを込めるのが一般的です。
どんなお店にしたいのか、何を成し遂げたいのか、どのようにして世の中に貢献したいのか。
思いつくまま(ふざけてても、エッチでも、くだらなくてもすべてOK)に挙げてみましょう。
頭から煙がでるくらいまで単語を書き出し、そこから関連するワードを100個は書き出してください。
どの単語が最もビジョンをあらわせているかを考え、不要なネーミング案を削除していきます。
少しでも気になったネーミングは、いったんキープ。
何度も選考を行なっていると、だんだん自分がどのような方向性でネーミングしようとしていたのかがクリアに。
これらの作業を繰り返して、最終段階で残ったネーミング案から熟考していきます。
2Google様に聞いてみる
ネーミングにおけるGoogle活用は、「Google 翻訳」。
キーワードとなる日本語さえ決まれば、世界中の言語から選択できます。
たとえばスニーカーやスポーツウェアなどを扱うNIKE(ナイキ)。
社名の由来となっているのは、社員のひとりが夢でみた「ギリシャ神話に登場する女神」が基になっています。
勝利の女神である「ニケ」を英語読みにすると「ナイキ」。
こうして、世界の一流メーカーが誕生したわけです。
「明確な想いがあるけど、他社と同じネーミングは困る」という場合に、世界中の言語に翻訳してみると、手付かずで響きの良いネーミングがみつかるかもしれません。
32つ以上の単語を組み合わせる
いま、世の中に出回っているものの中には、2つ以上の単語を組み合わせてネーミングされたケースが数多くあります。
たとえばカルビー社のヒット商品「じゃがりこ」。
開発担当者の友人である「りかこさん」が、美味しそうに食べている様子がきっかけになったそうです。
『じゃがいも』+『りかこさん』で「じゃがりこ」の誕生。
日本コカ・コーラが発売している飲料水「いろはす」。
健康と環境を意識するといった意味合いを込めています。
いろは歌 + LOHAS (ロハス)
このように、複数の言葉を組み合わせることで、新しい言葉が生まれることはしばしば。メインとなるキーワードを決めて、組み合わせたい単語をあてていく。そんな楽しい作業からも、素晴らしいネーミングが誕生するのです。
4頭文字をつなぎ合わせる
関係するキーワードを並べて、その頭文字を組み合わせるという方法です。
たとえば、競技用シューズメーカーであるアシックス。
英語表記をすると「ASICS」となりますが、実はこのアルファベット、ある言葉の頭文字なのです。
ラテン語の格言に、「Anima Sana InCorpore Sano」という言葉があります。
意味は「健全な精神は健全な肉体に宿る」という、日本語でも聞いたことのある言葉。
これらの頭文字を拾っていくと……ASICSとなるのです。
「やさしい言葉は、たとえ簡単な言葉であっても、ずっとずっと心にこだまする。」 マザー・テレサ