シベリウス

拝啓、皆様
また音楽についてです。フィンランドの作曲家にシベリウスがいます。私は幼少よりクラシック音楽を聴いていましたが、この人の交響曲やヴァイオリン協奏曲に魅了されてきました。
ここ３年くらい、この人のピアノ曲にはまっています。ほとんど小曲ばかりで、有名どころというのは少ないのですが、「樅の木」なんかはわりと知られています。
舘野泉氏がよく取り上げていましたが、メインにシベリウスのピアノ曲をもってくるコンサートはほとんどないでしょう。そういうコンサートがあったらぜひ行きたいですね。
フィンランドには、他にもメリカントやカスキという作曲家もいて、美しいメロディーで光を放っています。もっと広まってほしいと思うこの頃です。
NAXOSという廉価版で知られるレーベルから曲集が出ているので、今はそれを愛聴しています。そしていつかフィンランドに行ってみたいと思います。
今宵はこの辺りで。

さくら

拝啓、皆様 東京では桜が早々に散っていきそうです。天気が不安定ですね。 この時期「さくら」をテーマにした曲が、毎年多数発表されます。今年はアンジェラ・アキの「さくら色」が出色でしょうか。「サクラ・ドロップス」、「桜」（コブクロ、ケツメイシ、いきものがかり、森山直太郎など）、「桜坂」などほんとに多いですね。出会いと別れの季節と、桜の美しく潔い姿がなにか重なるところがあるからでしょうか？もし日本の新学期が９月だったら、こうもさくらの曲ができなかったのではないか？と考えたりもします。そして秋のさくら、コスモスはあの名曲「秋桜」があるので、誰も書こうとしないのかな？けっこう福山雅治のカバーしたバージョンがいいです。 花見の時間を今年は取れそうになく、つい考えてしまいましたが、僕にとっての「さくら」の曲は、スピッツの「チェリー」です。 今宵はこの辺りで、

チューゲンハット・チェアー

拝啓、皆様
最近購入した「ドイツデザイン」というムックにチューゲンハット・チェアーが載っていました。ミース・ファン・デル・ローエというドイツの建築家がデザインした椅子です。そしてチューゲンハットというのはチェコのブルノに住んでいた人の名前です。その人のために設計された家に置くための椅子、それがチューゲンハット・チェアーです。
３年くらい前に、僕はそのチューゲンハット邸を訪れました。中へ入るには予約が要るというのに、その予約の仕方がわからず、現地へ着いてから家を探し、偶然にも見学ツアーに参加できたのです。バウハウスの校長を務めたファン・デル・ローエのデザインは斬新で、思わず見とれてしまいました。夕日を浴びてオレンジ色に染まる大理石、そしてすわり心地のよいチェアー。ほっと腰を下ろしていたら、案内のお姉さんにしかられてしまいました。でも座れない椅子というのはちょっと皮肉なものです。
今宵はこの辺りで、