来月には早くも2歳馬がデビューする時期ということで、注目のモーリス産駒を紹介しています。今回が2回目です。

 

前回はこちら↓

 
それではいきましょう。今回は『有力厩舎』ということで紹介していきます。
まずはこの馬から。
 

タイセイカレント

母:アイリッシュシー(母父:Galileo)

矢作厩舎 馬主:田中成奉

 

有力厩舎といえばやはり矢作厩舎。常にG1級の馬が在籍しており海外遠征にも積極的です。そんな矢作厩舎に所属するのがこの馬です。母アイリッシュシーはその名の通りアイルランド産馬で、この馬の3歳上の姉キャリックアリード(父キズナ)はオープン馬です。

 

この馬は2022年のミックスセールで7000万円で落札されています。師曰く「衝撃的に良い馬だった」そうなので、嫌でも期待してしまいますね。ちなみにノーザンファームのコメントでは「モーリス産駒にしてはおっとりしている」らしいです。これは素直に喜んでいいのか複雑ですが、本来の力を出しやすいと考えましょう。

 

 

次にいきましょう。やはりモーリスといえばこの厩舎です。

 

ヒシアマン

母:アシュリン(母父:マンハッタンカフェ)

堀厩舎 馬主:阿部雅英氏

 

やはり、モーリスを管理した堀師を挙げない訳にはいきませんね。今年の3歳世代ではモーリス産駒の真打(と思っている)ダノンエアズロックでダービーに挑みます。オーナーは冠名ヒシの阿部氏。堀×ヒシのモーリス産駒では現4歳のヒシタイカンがいます。

 

この馬は2023年セレクトセールで9800万円で落札されています。母アシュリンは芝中距離で3勝を挙げており、この馬が初仔になります。

 

ヒシタイカンも9200万円、この馬も9800万円とモーリス産駒に高額投資をされている阿部オーナー。この馬で是非良い思いをしていただきたいなと、部外者ですが思っております。ちなみにヒシタイカンも先日2勝目を挙げたばかりなので、これからですよ。

 

 

有力厩舎といえば、こちらも外すわけにはいきません。ちなみに馬の血統も超有名です。

 

パクシー

母:ピクシーホロウ(母父:キングヘイロー)

中内田厩舎 馬主:シルク

 

リーディング上位常連の中内田厩舎を外すわけにはいきません。中でも2歳戦の実績がずば抜けているので要注目の厩舎です。血統面では説明するまでもなくピクシーナイトの全妹。ピクシーだけでなく、フェーングロッテン(父ブラックタイド)も重賞勝ち馬、ジュンヴァンケット(父キズナ)も未勝利戦を5馬身差で勝つなど、非常にアベレージの高いファミリーです。

 

気になるのは、モーリスの代になってジェラルディーナなども出ているとはいえ、グラスワンダー系は牡馬優勢の血統ですから、その辺がどうかですね。

 

 

有力厩舎に所属するモーリス産駒が活躍してくれれば、もしかして海外遠征など繋がる可能性も出てきます。期待は大きいです。がんばってもらいたいですね🐴