今年も5月、今月末にはダービーがあり、その次の週には早くも2歳馬がデビューします。1年のサイクルは早いものです。
ということで、今年デビューのモーリス産駒の注目どころを紹介したいと思います。ちなみに昨年は以下の9頭を取り上げました。
ダノンエアズロック
シュヴェルトリリエ
カルパ
ダノンマッキンリー
エヴァンジェリーナ
キャプテンシー
ジュントネフ
ハヤブサソンタクン
オトコギアンパン
こうして見ると、まだ勝ち上がれていない仔や、ケガで引退してしまった仔もいますが、まずまず良いところをピックアップしていますね。さて、今年はどうなることやら。
はじめに取り上げるのはこの馬。
アドマイヤズーム
母:ダイワズーム(母父:ハーツクライ)
厩舎不明 馬主:近藤旬子氏
この馬は2023年セレクトセールで1億1500万円で落札されています。昨年のダノンエアズロックの値段があまりにもぶっ飛んでいますが、この馬も十分高額です。
母ダイワズームは31戦4勝。3歳春に東京でスイートピーSを勝っており、1800~2000mが得意な馬でした。モーリス×ハーツクライという血統は、桜花賞(G1)3着のペリファーニア、先週橘S(L)を勝ったばかりのガロンヌなどがいます。
オーナーは冠名アドマイヤの近藤旬子氏。厩舎は明らかになっていませんが、このオーナーなら友道厩舎、宮田厩舎あたりなんでしょうかね。シンプルに楽しみな馬です。
エスタア
母:ブチコ(母父:キングカメハメハ)
須貝厩舎 馬主:金子真人HD
こちらはご存じ競馬の神こと金子真人氏の馬。そして血統面でもご存じ白毛のG1馬ソダシの弟になります。1歳上の白毛の全兄にはカルパがいます。白毛でないのはちょっと残念ではありますが、馬体重は現時点で480㎏台と、兄カルパよりも大分恵まれた馬体です。モーリス×キングカメハメハという血統では、新潟記念(G3)勝ち馬のノッキングポイント、3勝クラスで後のJC勝馬を完封しているアルビージャがいます。
金子氏は結構モーリス産駒を買ってくれているのですが、今のところ大物には恵まれていません。ここいらで是非、とは思います。
ジャスタパーティー
母:キャリコ(母父:ディープインパクト)
杉山厩舎 馬主:藤田晋
オーナーはウマ娘の藤田氏。言うまでもなく豪運オーナーです。馬は2022年セレクトセール当歳で1億3000万円で落札されています。母キャリコは未勝利ながら、その母は豪州G1馬モシーンという良血です。つまり、ダノンエアズロックが叔父ということです。
この母からはまだ活躍馬が出ていないですが、モーリス✕豪州血統(デインヒル系)の相性の良さは証明済です。あとはリーディングトレーナー杉山師の手腕に期待したいですね。
まずは3頭、高額馬やネームバリューがあるオーナーの馬をピックアップしました。この世代の注目馬はまだまだいるので、改めて紹介したいと思います🐴