早いもので11月も4週目、今年の東京開催もいよいよ最終週です。秋の東京開催を締めくくる、あのレースがいよいよ行われます。

 

ウェルカムステークス。来年の中距離王道路線の登竜門。東京芝2000mにスター候補が集う極めてハイレベルなレースです。このレースを見ずして秋を締めくくることはできません。

 

 

え、ジャパンカップ?あれはただの最終レースでしょ❔

(楽しみにされてる方、すみません…。でも本当に最終レースではあります。)

 

 

2年前、我らがジャックドールが圧倒的な勝ちっぷりでオープン入りを果たしたのが記憶に新しいところです。昨年?ちょっと記憶にないですね…。

 

2年前の記事はこちら↓鮮烈な勝利がこの間の事のように思い出されますね。

 

 

そして今年ですよ。今年もモーリス産駒がエントリーしています。しかも4頭❗まずはこの4頭から紹介していきたいと思います。

 

フレーヴァード 牡3

父:モーリス 母:ルージュバック(母父:マンハッタンカフェ)

5戦3勝

 

モーリス産駒4頭の中では、恐らくこの馬が一番人気が高いと思います。母ルージュバックは毎日王冠など重賞4勝の名牝です。3歳2月と遅いデビューだったためクラシック戦線に間に合わず、4月に初勝利、7月札幌で2勝目、そして9月の中山で2勝クラスを突破しています。その前走、中団後ろ目を追走し、直線では馬群を縫って抜け出し手の快勝。条件戦なのにルメール騎手がガッツポーズをしていたのがとても印象的でした。切れる脚、操縦性の高さとルメール好みの1頭でしょう。

 

ラスマドレス 牝4

父:モーリス 母:アビラ(母父:ロックオブジブラルタル)

13戦3勝

 

2歳8月の新馬戦をデビュー勝ち。2番手から最速の上りを繰り出すという非の打ちどころのない勝ち方でした。次走は出世レースのエリカ賞で4着、その後も善戦するも勝ち切れず、とうとう4歳夏まで1勝クラスでの競馬が続きます。

 

そんなラスマドレスですが、前々走の1勝クラス(芝2000m)でメンバー中最速の上りで快勝。前走の衣笠特別(2勝クラス、芝2000m)ではレースの上り3Fが11.5 - 11.4 - 11.3という加速ラップを後方から差し切るという、今までのモヤモヤが嘘のような鮮烈な勝ち方で連勝を飾りました。スランプの原因は何だったのか、そしてどうやってスランプを抜け出したのかが全くわからないのですが、ともあれ完全に一皮むけたようです。この勢いなら3勝クラスも通過点なのかもしれません。

 

エスコバル  セン5

父:モーリス 母:スマッシュハート(母父:キングカメハメハ)

13戦3勝

 

父モーリスを管理した堀厩舎の所属馬。新馬戦はあのエフフォーリアの2着で、2戦目での未勝利勝ち上がりでした。ところがその後はなかなかパッとせず、3歳の京都新聞杯11着を最後に1年以上の長期休養に入ります。

 

休養明け、◯◯を取って何かが良くなったのか、成績が安定し始め、5歳春に連勝します。その後は3勝クラスで手こずり今に至る、といった感じです。ただ、前走に引き続きモレイラ騎手を確保しているのにはガチ感がありますね。マジックマンの手腕に期待です。

 

ルドヴィクス 牡5

父:モーリス 母:ピーチブローフィズ(母父:シンボリクリスエス)

19戦3勝

 

この馬も2歳デビュー勝ちを果たしたものの、その後はなかなかトントン拍子には行かず、2勝目は4歳1月のダート戦でした。苦労しましたね。しかし、やはり芝路線に回帰し、新潟の2勝クラスを勝ち、ここまで3勝クラスで2着が3回あります。

 

3勝クラスでの2着3回はいずれも人気薄でのものです。皆が考えているよりもルドヴィクスが強い馬なんだと思います。東京コースでは2戦していていずれも着外ですが、新潟コースは得意としているので、東京コースも本当は向いていると思います。

 

 

以上4頭のモーリス産駒がウェルカムステークスにエントリーしています。いずれも力のある馬であり、皆それぞれチャンスがあると思います。

 

じゃあ簡単に勝てるのかと言うと、そんなに甘くはありません。強力なライバルが随分揃っています。そこは流石のウェルカムステークスですね。主なライバル達は次回紹介していきます。

 

まさかのウェルカムステークスで2記事引っ張りますよ🐴

 

※2023.11.24更新

ラスマドレスは回避のようで、モーリス産駒の出走は3頭になる見通しです。