種牡馬ゴールドアクターが予想以上に結果を出しています。ゴールドバランサーがダートの2勝クラスを圧勝、他にもマオノアラシがレパードSで5着に入り、産駒として初の重賞掲示板に乗りました。
 
そして先週はサラサビーザベストが未勝利戦を突破、未勝利戦でウォーターフルールウマピョイが惜しい2着と健闘しています。種牡馬ゴールドアクターが繁殖牝馬の数、レベルの割に健闘しているのが明らかです。
 
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ということで今回は、遅まきながらも、ゴールドアクター産駒注目の2歳馬を紹介していきたいと思います。
 
まずはこの馬から。既に活躍してるんてすがね。
ウインアクトゥール
母:ポートドラルーン(母父チチカステナンゴ)
美浦:栗田厩舎 2戦0勝
 
デビュー戦(福島芝2000m)では5番手から直線ジリジリ伸びて3着、1番人気で臨んだ2戦目(新潟芝1800m)では番手の競馬から直線早目に先頭に立つも最後差され2着。勝ち上がるのは時間の問題、というような感じなので、まずはその通り勝ち上がってもらいたいところ。それにしても母父チチカステナンゴとは渋い血統ですね。この血統を選ばないところはスクリーンヒーローから受け継いだんでしょうかね。そして馬体重が410㎏台とまだ小さいので、今後の成長に期待ですね。
 
 栗東からも1頭いきましょう。
ホウショウディーバ
母:ホウショウバレン(母父:ネオユニヴァース)
栗東:河内厩舎 1戦0勝
 
デビュー戦(小倉芝1200m)ではハナに立つも直線交わされ3着。こちらも馬体重が420㎏台とまだ小さいので成長待ちでしょう。距離は1200mが向いているとはまだ何ともいえないので、2戦目以降に注目です。
 
 
初年度産駒はオーナーブリーダーの馬が大活躍しています。そして2年目にももちろんいます。
ゴールドブラボー
母:ハチマンダイボサツ(母父:マーベラスサンデー)
厩舎未定
 
ゴールドバランサーの全妹。JRA特別戦初勝利のゴールドプリンセスやJRA初勝利を挙げたゴールドレコーダーなど、ゴールドアクター産駒は牝馬が結構走ります。ゴールドアクター産駒の牝馬はどちらかといえば芝のイメージなので、この馬も芝での活躍を期待したいですね。
 
 
地方勢にも活きの良いのがいます。
パンセ
母:クォーク(母父:ネオユニヴァース)
川崎:高月厩舎 4戦1勝
 
デビュー戦(ダ1400m)を6馬身差の圧勝。3コーナー手前からマクり、ライバルを競り潰すという強い勝ち方でした。しかし2,3戦目は3着と勝ち切れず。4戦目(ダ1400m)は4番手からの競馬で直線追い詰めるも届かず2着という内容でした。切れる脚というよりは持続力で勝負するタイプに見えるので、レースの距離が延びる3歳以降に本領発揮でしょうね。
 
 
こちらも地方所属馬。
アースグレイス
母:ゴールドハーツ(母父:ハーツクライ)
笠松:加藤厩舎 3戦0勝
 
笠松の加藤厩舎所属。6月の新馬戦(ダ800m)でデビューし2着。2戦目の芙蓉特別(ダ1400m)は3番手からの競馬で3着、3戦目の秋風ジュニア(ダ1400m)は少し離れた4番手から1頭交わして3着という結果。いずれも勝ち馬ワラシベチョウジャのスピード、完成度の高さに屈した形です。しかしゴールドアクター×ハーツクライという血統ですから本領発揮はこれからです。3歳以降の逆転も十分あり得ると思います。むしろこの時期に走れているのがすごいなと思います。
 

以上5頭紹介しました。本来晩成傾向だと思うのですが、それでも2歳からそれなりに走っているのが凄い。3歳、古馬になったらどれだけ強くなるのか、そういう想像をかき立てる、ロマンある種牡馬ですね。
 
モーリスとは違う特徴を持ちながら、父ゴールドアクターらしさ、グラスワンダー系らしさをちゃんと持っているゴールドアクター産駒。これからも注目していきたいと思います🐴