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まつたけ秘帖

イケメン、男前限定のBL映画&ドラマ感想記!


 ロンドンの出版社でデビュー小説の発表を控えている25歳のマックスは、リサーチためにセバスチャンと名乗って男娼をしていた。二重生活を続けるマックスはやがて…
 実体験を活かして創作する作家さんって、たくさんいると思うけれども。小説を書くために娼婦や男娼を買ってみることはあっても、やってみる作家さんは、そんなにいないはず。なのでこの映画の主人公、マックスの行動力には驚かされました。ネットでの売り専?が今ドキでした。いくら小説のためとはいえ、まったく見ず知らずの不特定多数の男たちとセックスとか、よーやるわ~。そんなの怖いじゃないですか。暴力とか病気とか、リスクが高すぎる。セックスワーカーって、すごい勇気と体力気力が必要な仕事だと思いました。

 創作のため以上に、性の悦びとゲイとしての自己愛から娼年ライフにのめり込んでいく姿が、生々しくイタいマックスでした。ネット上で男たちの気を惹くためにジムで体鍛えて、見栄えのいい裸体の写真を撮る様子が真剣すぎて笑えた。客からお呼びがかからなくなったり、他の男娼の人気のほうが上まわったりしたら落ち込んだり。男たちに魅力を認められ称賛されたい、というナルシズムと承認欲求は若いゲイっぽいリアルさでした。あんた作家でしょ?男娼は本業じゃないでしょ?しっかりして!と叱咤したくなった。本当の自分であるマックスと、男娼のセバスチャンの区別がつかなくなっていく心身の混沌が、危うく妖しかったです。


 それにしても。マックス、老け専なの?客はみんなおじさん、おじいさんばかり。まあどうしても、若い男の子をお金で買わざるを得ない高齢者が相手になるのは仕方ない。けどマックスは、仕事だからと割り切ってる感じはなく、ほんとに年配者とヤるのが好きそう、気持ちよさそうなんですよ。すごい積極的だし。高齢者ゲイにとっては天使みたいな娼年。見た目からしててっきりウケ、ネコちゃんかと思いきや、バリタチ野郎だったマックス。優しい可愛い風貌に似合わぬ激しいプレイ!おじさん、おじいさんが女の子みたいになって、若い男の子にガンガン攻められながらアンアンよがってる…ぶよぶよ、しわしわな老体と、しなやかで滑らかな若者の肉体が絡む画は、かなりグロテスクでもありました。そんなセックスシーンが多く、私にはキツかったです。BLとはちょっと言い難い内容なので、ライトでスウィートなBLが好きな方は要注意!


 作家としてデビュー、世間に顔も知られる環境なのに、男娼してていいのかなと、こっちがヒヤヒヤ。バレたらやっぱマズいですよねえ。客のひとりとパーティでばったりとか、言わんこっちゃない!なシーンでした。ゲイとしてカミングアウトはしてるけど、家族とも社会とも何となくしっくり溶け合えないような、ゲイの孤独や疎外感が行間を読む描かれ方。


 マックス役は、この映画で初めて知ったイギリスの若手俳優ルアリド・モリカ。か、かわいい!優しそうで上品な、イギリスの良家のお坊ちゃまっぽいイケメン。ほっそりとした肢体と白い肌も、まさに英国美青年(チェキってみたら、スコットランドとイタリアのハーフだった)。たま~に、若い頃のブラッド・ピットを超ソフトにした顔に見えたりしました。ファッションも高価そうな服なんか着てないけど、何着てもおしゃれに見えて素敵でした。脱ぎっぷり、ヤリっぷりがスゴすぎ。おじいちゃん死んじゃうよ!なディープキスや全裸ズコバコ演技、見ていて気まずくなるほどでした。日本のイケメン俳優もBLするなら、あれぐらいは…いや、あそこまではやらなくていいかも。ロンドン、ブリュッセルの景色も印象的に撮られていました。
 

 

 
 末期がんで余命いくばくもない父に代わって、叔母マーサとともに農場を切り盛りしている青年ヨナサンの前に、ロンという男が現れる。彼が父の恋人であったことを知り、ヨナサンは激しく動揺するが…

 愛しのドイツイケメン、ヤニス・ニーヴナーハートを、初めて知った記念すべき作品!MYイケメンレーダーが激しくビビビ!したのをよく覚えてます。なかなか佳さそうなBL映画だな、と軽い気持ちで観たのですが…内容よりも、主人公ヨナサンのイケメンっぷりに目も心もクギヅケ!この子、誰?!と、疾風のごとく調べあげましたわ。

 この映画のヤニヴ、当時25、6歳ぐらい?とにもかくにもめちゃんこカッコカワイいんですよ!清々しい短髪、185㎝の長身、愁いある瞳、端正だけどどこか少年っぽくもある甘いマスクは、童顔だけど無精ひげが男らしく、少女漫画の王子さまみたいに非現実的にキレイすぎない素朴さ。でもそのへんにゴロゴロいる一般人レベルのイケメンでは決してない、まさに濃すぎず薄すぎずイケメン。イギリスやフランスの美青年と違って、飾らない骨太な清潔感がドイツ人らしいです。

 可愛くて爽やかだけど、すごく男らしいところが魅力的でした。若々しくナイーヴな演技にも感銘を受けましたが、やたらと脱ぐサービス精神も特筆に値します。色白で引き締まった筋肉質な肉体美が眼福でした。ラブシーンでは、あっぱれなスッポンポンに。丸だしにした可愛い色白ケツを、元気よく動かしてましたラブラブ
 生まれたままの姿で草原や森を走りまわり転がりまわるという、ジョイフルすぎるシーンもあり。大胆だけど、全然イヤらしくありません。すごく清々しく自然な微笑ましくさえある全裸とセックスシーンでした。私もあんな風に、真昼間から美しく静かな自然の中で、ヤニヴみたいなイケメンとアオカンしてみたい~チューヨナサンと恋に落ちる看護婦が、どう見てもかなり年上だったのも、羨ましさを増大させました。


 爽やかで可愛くて男らしいヤニヴが演じる主人公ヨナサン、けなげで切ないキャラでした。ヨナサン、いい子すぎ。あんなできた息子、ちょっといませんよ。デザインの才能があるのに、夢を諦めてド田舎の農場で朝から晩まで働くだけでなく、献身的に病んだ父の介護もしているヨナサン。文句ひとつ言わず、黙々と青春を犠牲にしてる彼が可哀想で仕方がなかったです。

 涙ぐましいヨナサンに比べて、彼の父やその妹マーサ、父の元カレであるロンなど大人たちの意固地さ、身勝手さには腹が立ちました。特に親父。いくら余命短しとはいえ、自由すぎるだろ~。みんな彼のせいで傷つき不幸になってるもん。ロンがいきなり家に上がり込んで、ヨナサンを差し置いて父の介護をしだすのも不愉快だったわ~。ヨナサンが怒り悲しむのも当然。無神経すぎるやろ~。ヨナサンの気持ちや苦労を無下にしすぎ。もう死ぬんだから何してもええんや!と言わんばかりなパパの暴挙の数々、私が子どもならヨナサンみたいに我慢したり受け入れたりできるだろうか。結局は何もかも赦すヨナサンの優しさが、悲しくて愛おしかったです。親が子どものために苦しむのは当たり前かもしれないけど、子どもが親のために傷つくのは見ていて辛いです。

 BL映画なのですが、おっさんずラブですガーン本家の日本のドラマと違って正真正銘のオヤジBLなので、ライトな腐女子はご注意を。おっさん同士、しかも片方は死の淵にある病身。二人のセックスシーン、かなりキツいです。今さらヤらんでええやろ~とドン引きしました。ヨナサンにBLしてほしかった!!BL、農村で若い主人公がハードワーク、扱いにくい父親の介護、と設定は「ゴッズ・オウン・カントリー」とかなりカブってます。イケメン度はヨナサンのほうが断然上ですが、かんじんのイケメンがBLしないなんて、まるで詐欺に遭ったようなガッカリさです。でも映像は清らかで美しく、田舎で暮らしたいな~と憧れをかきたてられました。
 

 

 盗作疑惑をかけられた香港の人気作家ティエンユーは、天国へ導いてくれるという“鯨が消えた入り江”を探すため、台北へと旅立つ。酒場でのトラブルからティエンユーを救ったチンピラのアシャンは、ティエンユーに入り江へのガイドを買って出る。はじめはアシャンを怪しんでいたティエンユーだったが、いつしか二人は離れがたい関係に…

 ちょっと前に偶然ネットで知った、香港と台湾の人気イケメン俳優の競演が話題になったBL映画。日本でも公開されないかな~と思ってたら、早くもNetflixで配信開始されていて驚喜!さっそく観ました(^^♪

 異なる時空をつなぐ不思議なポストとか、未来を変えるとか、「イルマーレ」と「君の名は。」をブレンドさせたようなファンタジーな設定に、ちょっと戸惑ってしまいました。フツーに運命的な出会いをした男同士の話でもよかったのでは、と思わないでもなかったけれども。自ら死を選んだあの香港の大スターが生きていて活躍中!という未来が衝撃的、かつ心憎い演出でした。その姿は劇中にはなかったけど、もし彼が存命ならどんな風になってるだろうか…と切なく想像。

 ファンタジー設定だけどファンタジックなシーンはほとんどなく、なかなか腐心をくすぐる胸キュンBL映画になってました。BLカップルがどっちもルックス、キャラともに腐のツボを巧みに突いてます。腐が求めているものを作り手がよく解ってる感じ。年上のティエンユーはリッチ&フェイマス、クールな陰キャ。年下のアシャンは底辺の不良、やんちゃで無邪気な陽キャ。どんどん親密になっていく二人を包むのは、甘く優しい恋人同士の空気なのに、セックスどころかキスもしないのでもどかしい!性的なシーンは皆無なので、ライトなBLファン向けかも。セックスやキスはしないけど、壁ドン(死語?)とかバックハグとか押し倒しとか、男同士でやるとドキドキ♡なことは、いっぱいやってくれてます。ビーチでダルマさんが転んだ(韓国だけでなく台湾にもあったんですね)やってたらキスしそうに、なんてシーンとか笑えるぐらい狙ってます。

 

 ティエンユーもアシャンも、BL漫画では定番のキャラですが、それが嬉しい。特にアシャンのワンコぶりが可愛すぎる!一途で献身的で、とにかくけなげ。ティエンユーじゃなくても、心ほだされますよ。私もミャンマーで、アシャンみたいな男子にガイドされたかったわ。ぼったくられても、アシャンだったらきっと得した気分になれるわ。

 BL映画なんだけど、男同士だから生じる苦悩や困難、禁断のにおいなどは全然なく、男女の恋愛と変わらない描き方が、イマドキのBLって感じです。それは現実社会では喜ばしいけど、苦しみや悲しみ、秘密の隠微さが美しいドラマになるBLを、映画やドラマでは…と望んでしまう私です。


 ラブシーンはないけど、イケメン二人は必要以上に脱いでます。二人とも、きれいなカラダ。韓国俳優ほどムキムキマッチョではなく、日本俳優ほど細くない、ちょうどいい肉体美。主演俳優二人は初めて見たけど、どっちもイケメン!ティエンユー役のテレンス・ラウは、ちょっとミステリアスで、優しい大人の雰囲気と清潔感が素敵。アシャン役のフェンディ・ファンは、山崎賢人をエグザイルっぽくした感じ?若々しい色気が香しいです。それにしてもティエンユーとアシャン、どっちが攻めで受けなんだろ?個人的には、年下タチ年上ネコ希望(^^♪

 BLもよかったけど、香港&台湾旅行の気分を味わえる美しい景色、情緒ある風景も素晴らしかったです。台湾のバナナやグアバが生えてる亜熱帯な山、どこかノスタルジックな田舎や海、素朴で美味しそうなお餅。ティエンユーとアシャンが裸になって水遊びする滝の秘境っぽさ。香港の街を走るトラム、湾岸の夜景。台湾にも香港にも行きたくなりました。
 

 

 ロンドンの介護ホームで暮らすカンボジア系中国人のジュンのもとに、事故死した息子カイの恋人リチャードが訪ねてくる。ジュンはリチャードを嫌っていたが、リチャードはカイに代わってジュンを支えたいと願っていた…
 地味ながら、なかなか心の琴線に触れる佳作でした。息子を失った母親、恋人を失った男。それぞれの喪失感や空虚感、孤独が切なく優しく描かれています。愛について考えさせられました。リチャードの優しさ、ジュンの強さは、本当の悲しみと痛みを知った人じゃないと得られないものなのかもしれません。カイを追慕するリチャードとジュンの悲しみと苦しみは、深く悲痛なのですが…そんな彼らが私は羨ましくなってしまいまった。悲しみも苦しみも、それだけ誰かを深く強く愛した証のように思えて。今までも、そしてこれからも、愛に心が乱れることも沈むこともなく生きていくに違いないLOVELESSな自分自身が、あらためて心底イヤになりました。

 亡きカイをめぐって、リチャードとジュンが燻らせる愛の残り火が、痛ましくも切ないです。カイに代わってジュンを支えようとするリチャードですが。異国に溶け込むことを頑なに拒み、息子に依存し彼を苦しめていたジュンを、本当は憎んでもいる。ジュンも、自分と息子を引き離したのはリチャードだと恨んでいる。ラスト近く、互いの本音がはからずもぶつかってしまうシーンが、愛を争っているかのような不毛さ、そして悲痛さでした。愛って深ければ深いほど、美しいだけのものではいられなくなるのですね。愛って怖いですね。愛を知らない私は不幸だけど、同時に幸せなのかも?本当にカイを愛していたリチャードとジュン、あそこまで愛されたカイも、幸せで不幸な人のように思えました。
 リチャード役のベン・ウィショーが、素晴らしいの一言です。

 007のQ役で知られる英国俳優のベン。リチャードの優しさ、悲しみが胸に痛いほど伝わってくるガラス細工な繊細さに惹きこまれずにはいられませんでした。すごい不幸顔なんですよ。不幸が似合う男って美しいですよね~。寂しそうな笑顔、潤んだ遠い瞳も、捨てられ子犬系の胸キュンな可愛さ。


 実際にもカミングアウトし、同性婚もしているベンがゲイの役を演じるのって、きっと簡単なことではなかったはず。彼の果敢な役者魂は賞賛に値します。ラブシーンも、美しく優しく切なかった。最近見た同性愛シーンではベストかも。かけがえのない、あまりにもソウルフルな愛だったからこそ、神さまって残酷だな~と溜息が出てしまいました。生涯に一度、いや、ほとんどの人にとっては一度もないような愛に出会えた二人を引き裂くなんて…カイへの消えない愛執のせいでジュンに執着するチャードの不安定さも、ベンの思いつめた翳りのある表情から伝わってきました。


 ゲイだけど全然キャマキャマしくないリチャード。通訳を引き受けてくれた女の子と仲良くしてるシーンは、ごくフツーのカップルにしか見えない。女の子がリチャードに好意を寄せるのも、当然の成り行きです。あんなに優しくて傷ついてて、しかも料理上手なイケメン、惚れてまうわな。ゲイに恋してしまう女も、切ないですよね。実際のベンも、カミングアウト前は女の子にモテて、さぞや困ってたことでしょう。

 カイ役のアンドリュー・レオンもイケメンでした。ちょっとウェンツ似?ウェンツを男らしくした感じ?リアルすぎる描写やブサイクを嫌悪する筋金入りの腐も満足する、ベンとの美カップルぶりでした。ジュン役のチェン・ペイペイは、ちょっと愛川キンキン似?あまりにも頑固で狭量だと、彼女みたいに老人ホームに入れられちゃうので要注意💦あの性格では、いくら愛があっても一緒には暮らせません。盲愛は害悪です。カイとは恋人同士だったというリチャードの告白にも、今さら何?そんなこととっくに気づいてた、と言わんばかりの冷静さが印象的でした。悲嘆に暮れ心揺れてばかりだったリチャードに比べ、最後まで一滴も涙を流すことも動揺もしなかったジュン。男は優しくて弱い、女は厳しくて強い…
 これが長編デビューというカンボジア出身のホン・カウ監督の、ゲイならではのきめ細やかな感受性も秀逸です。次回作が楽しみな監督です。ちなみにオリジナルタイトルの“Lilting”とは、リズミカルに軽やかに何かを動かす、という意味なんだとか。素敵なタイトルですね。
 

 

 田舎の孤児院からソウルに出てきたスミンは、大会社の御曹司であるジェミンと出会う。二人は身も心も深く愛し合う関係になるが、ジェミンには婚約者がいた...
 腐女子的には、カップルが全然イケメンじゃない~という不満を禁じえないジェミンとスミンです。主人公二人の見た目やキャラからして、BLファン向けではなく、真面目なゲイ向けな映画かも?監督はカミングアウトしてるゲイだと知って、なるほど納得。ノンケや女が作った映画じゃないよな~と


 男の同性愛ものとしては、よくある設定と枷。ですが、スミンの仕事とか職場の様子や雰囲気、スミンとジェミンのセックスシーンとか、かなりリアルで腐女子の勝手なスウィート妄想を嘲笑うかのような生々しさ。乙女な腐女子には、濃厚すぎて刺激が強すぎるかも。ハゲデブおやぢと素っ裸で抱き合ってフェ○されたり、踊りながら自慰行為させられたり。こんな仕事してたら、ほんと体も精神も汚れきって荒んじゃうよなあ、と観てるほうも暗澹となってしまうスミンの男娼ぶりが凄惨。韓国の場末の売り専ボーイの実態が、なかなか興味深かった。

 スミン、まっとうな仕事しろよ!と思いつつも。両親も学歴もない彼は、どこへ行っても軽んじられ人間扱いしてもらえない。TVドラマ「バリでの出来事」とか観てても印象的だったけど...韓国の格差社会の残酷さとか、這い上がれない底辺生活者の惨めさって、日本より露骨で深刻。スミンもヤケクソにならざるを得ないよなあ。同性愛よりも、貧乏人の社会への怨嗟や絶望のほうが、救いがなくて悲しかったです。

 スミンとジェミンの恋愛は、というと。スミンが最初、傷つきたくないから逃げ腰及び腰、わざと頑なに冷たくジェミンに接するのは解かる。が、ジェミンがなぜあれほどスミンに執着するのかは???ストーカーもどきに付きまとうほど、ジェミンがスミンに狂おしく恋する理由を納得できる描き方をしてなかったのが惜しい。

 で、結局は愛し合う二人ですが。蜜月期は、かなりハッピーラブラブ状態で、しかもすげー大胆。ジェミンのママは息子がゲイであることを知ってて、ちゃんと結婚するのならヘンな女と付き合って妊娠させるより男と寝てるほうがマシ、とか言ってるし。ママの超ドライさに吃驚!二人が賢く冷静になれば、意外と障害のない恋愛だと思った。でも、ジェミンがちょっとアレレ?な男なせいで、幸せはあえなく...ジェミン、エキセントリックというか、かなり情緒不安定?それにしても。バリ出来といい、ジェミンって金持ちに多い名前なのかな?


 ラスト、捨てられた恨みだけでなく、金持ちへの積もり積もった呪怨も加わって、スミン大暴走。おいおい~ガーンマジかよ~ガーンな悲惨な展開になるのですが、それも結局は雨降って地固まる、みたいな効を奏しちゃったり。ジェミン&スミン、まさに命がけなバカップル!みたいで笑ってしまった。

 ジェミン役のイ・ハン(現・キム・ナムギル)も、スミン役のイ・ヨンフンも、ぜんぜん美青年ではなく、ほんとフツーっぽい風貌。筋金入りの腐としては、やっぱゲイカップルは好みの男前であってほしいけど。でも二人とも、生半可な覚悟ではできそうにない演技でした。全裸でケツ丸出し、男同士で激しく絡んでキスなんてやってくれる若い男優、なかなかいないと思う。ので、二人の勇気と役者魂は賞賛に値します。日本の若手俳優も、ぜひ挑戦してほしいものです。
 ジェミンがそっと触れて握るのが手ではなく、スミンの股間ってところも、リアルなゲイっぽい演出。『毎朝勃つたびに君を想うよ』なんて、なかなかの名台詞でした。