まつたけ秘帖

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イケメン、男前限定のBL映画&ドラマ感想記!

イケメン、男前限定のBL映画&ドラマ感想記

 

 

 

 

 1971年のブエノスアイレス。平凡な家庭で育った美少年カルリーストは、気軽に空き巣を繰り返す日々を送っていた。転校先の学校で出会った不良青年ラモンに惹かれたカルリーストは、ラモン父子と組み強盗で稼ぐようになるが…

 「ブエノスアイレスの殺人」でMY イケメンレーダーをビビビさせたチノ・ダリン出演作、ということで観てみました(^^♪日本公開時、わりと話題になったアルゼンチン映画。かなりBLっぽい内容にソソられはしたのですが、女の子みたいな美少年って苦手なので、敬遠してしまったのです。でも、チノ・ダリンがかなりイケてるらしいと聞き、ようやく。

 ブエノスアイレスの殺人から4年後、当時29歳ぐらいのチノ。大人っぽく、そしてかなりシャープな感じに。見た目も役もワイルド&チョイ悪で、男ぶりアゲアゲでした😻カルリーストが一目惚れするのも当然なほど、初登場シーンから男前!女にも男にもモテそうなラテンの不良イケメン。粗暴で俺様な言動とキャラが、ドMにはたまりません。怪しいけど無邪気で明るかったブエノスアイレスの殺人とは、また違った魅力を放っておりました。

 鋭い目つき、短気ですぐ手が出る粗い気性のヤカラなチノasラモンですが、若い男のエロいフェロモンむんむんで、女の子とイチャイチャしつつ、ゲイのおっさんをもハアハアさせてるところは、ブエノスイアレスの殺人と同じ。チノご自身は恋人♀との間に子どももいるノンケですが、男を惑わす役が似合う色気の持ち主です。おっさんにフェ〇させたり、カルリートスとのやりとりや関係性など、内容や演出もかなり同性愛色が濃ゆいものとなってます。シャワーを浴びた後、ベッドで寝入ったラモンの腰のバスタオルをカルリーストが取り、盗んだ宝石でアソコにイタズラするシーン、チノの全裸がセクシーかつ滑稽でした。タレント志望のラモンが、テレビのバラエティ番組で歌うシーンも好き。ノリノリで歌って踊ってるチノが可愛い(^^♪

 キスしたりセックスしたりな性的なシーンはいっさいなく、恋人同士にもならない二人なのですが、今にもそうなりそうな危うい雰囲気が、腐には何か痒いところに手が届かないようなもどかしさ。カルリーストのほうは、初めて会った瞬間から完全にラモンに恋をしていて、犯罪にはあんなに大胆で冷酷なくせに、ラモンに対してはすごいオクテ。ラモンを切なげに寂しげに見つめたり、一緒にいる時は幸せそうだったりが、何だか可愛く微笑ましかったです。ラモンのほうも、カルリーストのことを可愛い、抱きたい、と思ってそうな表情をするところが、じれったくもドキドキ。ラモンの性格や性的な奔放さからすると、すぐにカルリーストとエッチしてもおかしくなかったけど、カルリーストにそこまでハマったら身の破滅だと、無意識のうちに察知していたからこそ、ギリギリのところでブレーキがかかっていたのでしょうか。

 天使のような悪魔な美少年カルリースト役のロレンソ・フェロ、美しいというより可愛い感じ。フワフワで巻き巻きのブロンド、白い肌、ぽってりした紅い唇、ぷくぷくした顔と体はまるで子どもみたい。悪というよりサイコパス?すごい無邪気で暢気な感じで、泥棒も殺人も何が悪いの?みたいな、空気を吸うか食事するぐらいの感覚なのがヤバすぎる。深刻さが全然ないところが、怖いけどちょっと笑えました。カルリーストのママ役は、アルモドバル監督作品の常連女優であるセシリア・ロスでした。

 それにしても。あんな凶悪犯罪が次々と起きてるのに早く解決できない、やる気がなさげなアルゼンチンの警察も、かなり無能で怠惰で腐ってました。70年代のブエノスイアイレスの明るい様子とか、ポップでムーディーな当時の流行歌なども、物語から陰惨さを拭っていました。

 

 

 

 Netflixのドラマシリーズ「ソウルメイト」観ました。全8話。

 大学のアイスホッケー部で活躍していた琉は、ある事件で心に深い苦悩を抱えるようになり、逃げるようにベルリンで暮らす幼なじみの澄子のもとへ身を寄せる。火事から自分を救ってくれた韓国人のボクサー、ヨハンと親しくなる琉。二人はしだいに強い絆で結ばれるようになり…

 東京、ベルリン、ソウルを舞台に、十数年にわたる男同士の愛の物語…美しく壮大なBLドラマ!と期待に胸ふくらませて観ましたが、あらら。何だろう、悪くはないんだけど、期待通りでもなかった。きれいきれいにしすぎて、すごく薄くなってしまった感じ?あそこまで生々しさのない若い男たちって、ほとんどファンタジーですよ。肌色BLが苦手な乙女腐女子、もしくは単にイケメンが好きな非腐女子向けの内容、演出。骨の髄まで腐ってる私には、かなり物足りませんでした。そもそもこれ、BLなの?と、ちょっと騙されたような気分にさえなりました。

 タイトル通り、肉体ではなく魂で愛し合う男ふたり。テーマは美しく崇高。男同士の強すぎる友情って、セックスしない恋愛みたいで、そこに魅力的な緊張感とか痛みがあって好き。でも琉とヨハンには、そういった危うさやもどかしさがなく、見ていてドキドキワクワクしたり、切なさに胸が締め付けられることもなかった。二人の人生は問題や苦難だらけでも、二人の関係じたいには何の障害も苦しみもなかったのが、エモくならなかった敗因。二人の友情→愛の変化を、もっと丁寧に濃密に描いてほしかったです。

 薄いBL、そして既視感ある設定と展開も、ドラマをかなり陳腐にしてました。死んだり難病になったりとか、ヨハンの生い立ちや極貧生活、卑劣な奴らのいじめなど、大昔の韓流ドラマそのもの。民度の低すぎる社会や悪人は韓国、日本はいい人しかおらず暮らしやすい、みたいな描かれ方だったのは、このドラマが日本製だから?

 いろいろ腑に落ちない点があるドラマでしたが、いちばん釈然としなかったのが、琉の親友だった新。ヨハンと同じぐらいソウルメイトっぽかったのに。死んでなかったのも、おいおい~だった。回復して退院するとそのままフェイドアウトとか、脚本が手抜きすぎる。あんなに思い悩んでいた琉も、新なんか始めっからいなかったように空気扱い。使い捨てキャラにも程がある。自殺を図るほど愛に思いつめてたんだから、ストーカーにもでなってほしかったわ。

 話が入ってこないほど、ヨハンの日本語がひどすぎ。韓流映画によく出てくる、韓国俳優が演じる何ちゃって日本人の日本語は笑えるけど、主人公がずっとたどたどしい日本語、しかも日本で暮らして日本語を猛勉強して日本で就職してる韓国人が、あんな下手な日本語を喋るわけない。あと、みんな気軽にベルリンや那須やソウルに行きすぎ。仕事、そんなに簡単に休めんやろフツー。韓流ドラマそのものな労働意識、日本だとやっぱ違和感。あと、澄子の赤ちゃん熱出しすぎ。

 琉役の磯村勇斗、いい役者さん、いい演技するんだけど、単に私のタイプじゃないというだけで、もうミスキャスト😅地味すぎて、主役向けじゃないような。山﨑賢人とか池松壮亮とかだったらな~と、思わずにはいられなかった。でも、優しくナイーヴな雰囲気と、鼻につくような俺うまいだろ?個性的だろ?な、自称演技派ではない自然で落ち着いた感じは、すごくよかったです。

 ヨハン役は、2PMのオク・デギョン。久々に見たけど、相変わらずイケメン。凛々しく男らしい端正さが素敵。肉体美もちょっとだけ披露してますが、昔はもっとムキムキバキバキだったような。ずいぶん削げた感じになってました。そのテギョンも磯村くんも、もうキャリアも長く青二才な年齢でもないので、無名の若い学芸会イケメンがやるようなアオハルプラトニックBLに終始してしまったのは、返す返す惜しい、もったいない。

 澄子役の橋本愛は、美人だけどすごい棒読みの大根。棒読み大根といえば、新役の水上恒司も負けてません😅水上くん、顔が松山ケンイチっぽくなってきてるというか、前ほどイケメンじゃなくなってますね。BLやるなら、もっと本格的に挑んでほしい。

 

 

 南フランスの裕福な家で育った少年エンゾは、家族にも学校になじめず建設現場で働いていた。同僚のウクライナ人青年ヴラドと親しくなるエンゾだったが…

 ヨーロッパの夏、少年と年上の青年との恋、切ないラストなど、秀作「君の名前で僕を呼んで」を彷彿とさせる映画でした。まるで貴族のような優雅で文化的なライフスタイルや会話の君名僕に比べると、こちらは家族や社会と折り合えない少年の孤独や疎外感、戦争の影など、現代的な問題や苦しみが胸を衝く内容。でも、それらを声高に訴えるのではなくドキュメンタリータッチな演出で、静かに不安定に揺らめく世界が映し出されていました。

 エンゾのこじらせ思春期が、何とももどかしく、そしてイタい。自分でもどうしたいのか、どうしたらいいのかわからない苛立ち、モヤモヤを独りで抱えて、親からしたらめんどくさい息子。反抗的な態度をとるわけじゃないし、不良だったりじゃないけど、態度や言葉に大人への不信や軽蔑を滲ませていて、扱いにくいったらない。まあ、学校やめても家に引きこもらず、土方、じゃない、建設作業員として働いてたのはエラいと思ったが。

 知的レベルの高いアスペルガーの子なのかな?と、エンゾの言動を見ていて思った。あと、アイデンティティだけでなく、セクシャリティの壁もエンゾをモヤらせてたのでは。女の子は嫌いじゃない、セックスもできるけど、愛してしまったのは男だった。自由奔放で大胆、自信にあふれてた君名僕のエリオと違って、エンゾは募る想いをもてあますだけ。ヴラドへの友情→恋も、シャイで不器用なところが微笑ましくも哀しかったです。でも、家族には素っ気ないエンゾの、ヴラドと一緒の時の楽しそう、幸福そうな表情とか、ヴラドを見つめる視線とか、まさに恋!で、かなり胸キュン。腐心を刺激します。

 ヴラドが、めっちゃいい奴。エンゾを弟のように世話したり可愛がったり。エンゾの気持ちに気づいても、受け入れられないながらも態度を変えたりせず、優しく接してくれる。それが返ってエンゾには苦痛。あきらめられない、期待しちゃう。映画が電話での会話で終わるところも、君名僕と似てます。なにげない近況報告の中で、何かを探るかのような、確かめているかのような間。電話越しに聞こえてくるウクライナでの戦禍。あまりにも違いすぎる、遠すぎる世界に離ればなれになって、二人の関係と気持ちは…いつか再会できたらきっと…なんてライトな腐の妄想を冷笑するかのような、社会格差や戦争という現実問題が垣間見えるのも、お気軽お手軽BL映画との違いです。

 エンゾ役のエロイ・ポフも、ヴラド役のマムシム・スリヴィンスキーも、ほぼアマチュアだったと知りビツクリ。なるほど演技とは思えぬ自然さ。素朴な童顔と、レスリング選手みたいなガチムチマッチョなエロイくん、若い男の子にしかないナイーヴさが可愛かったです。マクシムは、むかし好きだったトーマス・ジェーンにちょっと似てるイケメン。心配性気味のパパ役はイタリアの名優ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、放任主義っぽいママ役はフランス女優のエロディ・ブシェーズ、両親役は有名なベテラン俳優が起用されていました。

 「南へ向かう女たち」や「パリ20区 僕たちのクラス」などの名匠ローラン・カンテ監督が急逝してしまったため、カンテ監督の盟友である「BPM ビート・パー・ミニット」のロバン・カンピヨ監督が後を引き継いだとか。BPMのようなエモーショナルでドラマティックなテイストはなく、故カンテ監督寄りな作風に仕上がってます。

 南フランスの夏の景色、雰囲気も美しい。明るいけどギラギラ、キラキラとは違う、優しく淡い陽光。あまり暑そうじゃなく、気候が涼しげに乾いてる感じで過ごしやすそうでした。エンゾ一家のプール付きの瀟洒な家、ホームパーティなどブルジョアライフも、悪趣味な成金とは違う趣味のよさで素敵。

 

 

 80年代のブエノスアイレス。男色家の富豪が殺される。ベテラン刑事のチャベスは、第一発見者である美青年の警官ガンスに惹かれる自分に戸惑いながらも、彼を捜査チームに加える。囮となってゲイの容疑者に近づくガンスだったが…

 アルゼンチン版おっさんずラブサスペンス映画です。イケオジ×美青年、というカップリングもいいですね~。とにかくガンスが美しくて妖しい!美貌だけでなく、無邪気だったり挑発的だったりな言動や表情で、チャベスをドキマギさせたり誘ったりするところが、まさに魔性の男!ガンスの一挙手一投足に怒ったりデレったり嫉妬したり落ち込んだり、もう翻弄されまくって大忙しなチャベス、ヘタすりゃラブコメになりかねない中年男の恋狂いっぷりでした。

 チャベスは既婚者で子持ち、バリバリのノンケなのですが。だからって同性には絶対恋しないし欲情もしないってことにはならないんですね。ストレートとして生きてる多くの男性も、ただ同性愛に目覚めるきっかけに幸か不幸か出会わないだけで、スイッチはみんな持ってると言われています。でもまあ、ほとんどの男性はガンスみたいな魔性の美男に誘惑されることなんてないので、心配しなくていいかも(笑)。

 いちおうミステリーなのですが、もう事件の真相とか犯人とかはどーでもよくなります。チャベスとガンスが、いつキスするか、ヤルのか?が気になって(笑)。冒頭で、犯人は判明してますし。もうちょっと覗き込むゲイの世界を、妖しい闇っぽく描いてほしかったかも。ゲイのクラブとか、ラテンのノリで結構楽しそうだったし。美男警官をゲイの容疑者に接近させて誘惑させて、まるで罠のように逮捕までもっていくとか、あんなのOKなの?アルゼンチンの警察も、かなり杜撰な感じ。たくさんの馬が夜の街を疾走するシーンとか、なかなか幻想的で印象的でした。80年代の雰囲気とかも、音楽とか衣装とかでよく出てました。

 チャベス役は、「明日を継ぐために」でオスカー候補になった、メキシコの名優デミアン・ビチル。シブい!でも枯れてなくて、まだ現役バリバリの男な精気があって素敵。すごい頼りがいのあるそうな風貌なので、刑事役とか似合いますね。ストイックそうでいて、同僚の女刑事とデキてたり、若い美男子に執着したり、決して清廉潔白じゃない生臭さが素敵。事件の真相に近づくにつれ、内面も人生も破綻していく様子を、抑制をきかせて演じてました。

 魔性のお巡りさんガンス役、チノ・ダリンがイケメン、ていうか、美男!当時25歳ぐらいなので、もうピッチピチのツルツル!ラテン男の色気もダダ漏れで、老若男女問わず蕩かすセクシャルさ。でもすごく可愛くもあって、チャベスにまとわりつくワンコ男子ぶりときたら、あざといまでにキュート。脱いだら腹筋バキバキの細マッチョ。囮捜査中、ゲイの容疑者に変態性行為をされてるシーンがエロかったです。あと、すごく気になったのが、女刑事の風貌。どー見ても逮捕された娼婦なんですよ。アルゼンチンではあれってフツーなのかしらん?

 

 1985年のフランス、ノルマンディの港町。16歳のアレックスは、海でセイリング中に悪天候でヨットが転覆。そこに現れ救助してくれた18歳のダヴィドと親しくなり、やがて彼と恋人同士となる。初めての恋に夢中になるアレックスだったが…
 コンスタントに作品を発表し続けてるフランソワ・オゾン監督の新作は、直球で王道な青春BL映画!その爽やかさ、甘酸っぱさは、ちょっと「君の名前で僕を呼んで」を意識したのかな?と思わせました。原作小説である「俺の墓で踊れ」も読んだのですが、映画のほうが腐のニーズに応えてます。初期の独特なケレン味や毒気がどんどん薄れていって、近年はごく一部のコアなファンだけでなく、多くの映画ファンにとってもわかりやすくて面白い作風になってきてる気がします。大衆迎合もできる熟練の職人に進化した感があります。まるくなったとはいえ、どの作品も一般受けを狙いすぎな毒にも薬にもならん凡作にはならないところは、さすが希代の才人オゾン監督です。

 美少年同士のひと夏の恋だなんて、オゾン監督らしからぬオーソドックスさ、ベタすぎるとも言えるBL設定も、非現実的なBLが苦手な私には心地よくも喜ばしかったです。とにかくアレックスとダヴィドの恋が楽しそうでロマンティックで、その若いキラキラ感、ウキウキドキドキな高揚感と多幸感が、老いたmy heartにも伝染して恋がしたくなる気分に。

 印象的なシーンはたくさんありましたが、特に好きなのは二人がディスコで踊るシーンと、互いの傷をバスルームで手当てし合うシーンです。二人の距離が一気になくなるシチュエーションの描き方が心憎いほど巧妙で、二人の性愛シーンもソフトかつ色っぽくもあって秀逸でした。ノンケの男性監督や女性監督だと、ドギツくなったりファンタジーめいた感じになりがちなので。オゾン監督のゲイならではの才気と感性は、この映画でも感じられます。

 すぐに恋に落ちて結ばれて、この世の夏は二人だけのもの!といわんばかりなスウィートな時間を共にするアレックスとダヴィドですが、BLを盛り上げるのはやはり幸せよりも不幸なのです。熱しやすく冷めやすい、男心と夏の空。ダヴィドの心がわり(なのかな?おまえに飽きた!とアレックスにひどいことを言いながら、ポロっとこぼれ落ちた涙が意味するものは?)と突然の死で、まさに花火のように一瞬で恋は終わりを告げてしまうのですが、そこからが往年のオゾン節健在!でした。

 悲しみと喪失感に打ちひしがれるアレックスの思考と行動が、かなり珍妙でブッ飛んでるんですよ。空想上の自殺方法とか、女装して死体置き場のダヴィドと対面するシーンとか、笑いを狙ってるとしか思えませんでした。アレックスがダヴィドとの約束を律儀に守って彼の墓の上で踊るシーンも、切ないという以上に滑稽でした。オゾン監督、やっぱりどこか人を食ってます。陳腐なお涙ちょうだいにしないところが非凡なオゾン監督です。
 アレックスとダヴィドを演じたフランス映画界の新星二人が、予想以上期待以上の好演でした。二人とも可愛いカッコいいけど、フツーっぽくもあってナチュラルな見た目、演技に好感&魅了。

 アレックス役のフェリックス・ルフェーヴルは、眞栄田郷敦をものすごく薄めて硬質にした感じの顔?すごい美少年!ではありませんが、恋に一喜一憂な表情がデリケートかつ可愛かったです。白い肌とブロンドも海外BLの受け役にピッタリ。コドモでもなくオトナでもない、いかにも少年な細くしなやかな裸体も印象的。脱ぎっぷりもあっぱれで、何度か見せるお尻が美しかったです。ダヴィド役のバンジャマン・ヴォワザンは、竹内涼真に似て見えて仕方がなかった(わしだけ?)。少年役にしては艶っぽく大人っぽかった。笑顔と視線が誘惑的でセクシャル。適度に筋肉のある日に焼けた上半身裸もエロかったです。

 脇役には、オゾン監督作品でおなじみの面々が。アレックスの学校の先生役のメルヴィル・プポー、遠くからだとおっさんですが、アップになるとやっぱ美男子!後頭部ハゲは役作りですよね?!ダヴィドのママ役はヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。息子離れできない気のいいママを可愛く好演。
 ファッションや小物、音楽での80年代再現も、当時を知る人たちは楽しめるはず。日本の80年代ヒット曲だと、明菜の「サザンウィンド」とかチャゲ&石川優子の「ふたりの愛ランド」とか杏里の「悲しみが止まらない」とかYMOの「君に胸キュン」とか流れてきても違和感なかったかも。