会順天堂病院の前立腺の組織を採取は想像以上に大変だった。
とにかく痛い。
脊髄の麻酔はあまり効かなかった。
体表面からも麻酔を追加したが、あまり効かない。
前立腺に向けて左右からそれぞれ8回もサンプルを採る。
あられもない姿だが、気にする余裕もない。
半分で根を上げる人もいるのが分かる。
終わった後は30分動けず、ストレッチャーで部屋まで運ばれた。
トイレにいくと尿は真っ赤だった。
尿は2日ほどでもとに戻ったが、精液は1か月真っ赤だった。
それくらい苦労した検査は「不明」。
確率的にあと2回すればはっきりするらしい。
無理。
前立腺ガンは5年は生存できるから、残り時間を5年間と腹をくくって人生を送るのも、いいかも。
それくらい大変な検査だった。
ガンかどうかは意外なことから、3年後に結果が分かることになる。