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2ケ月以上も更新が滞ってしまい、申し訳ありません。

3月の鉱工業生産指数が発表され、前年同月比3.7%低下と7年2ケ月ぶりの低水準となった。

もちろん、大変な落ち込みには違いないが、リーマンショック時には40%以上、東日本大震災時も10%低下していた。

それらに比べると、今回のそれは、さほどではないとの見方もできる。

 

子細に品目を調べると、影響を受けていない物や、逆に出荷が増えている物が少なくない。

消毒用の石鹸やテレワーク用のOA機器類が増加しているのは当然だが、

冷蔵庫、洗濯機、掃除機、果ては軽自動車まで増えているのだ。

家にいる時間が増えた事の影響だろうか。

 

案外増えていないのがマスクの材料の不繊布で、3~4%増にとどまる。

海外からの輸入に頼っており、国内生産がほとんど行われていない為、材料が増えないのだろう。

一向にマスク不足が解消しない理由が、ここからも見て取れる。

 

 

 

 

 

 

ここに来て円安が進行している。

20日夜に、1ドル=112円台に下落し、約10ケ月ぶりの円安水準となった。

対ユーロでも1ユーロ=121円台と2週間ぶりの安値である。

これまではリスクが顕在化すると、安全資産とされる円が買われ、

結果として円高になる構図があった。

今回は何が違うのか。

 

ひとつには、新型肺炎の影響である。

当事国の中国だけでなく、日本においても感染者が増加の一途を辿っており、

沈静化する見通しが立っていない。

日本自体がリスク対象となっているので、敬遠される傾向にあるのだ。

だがこれは、あくまでも一時的な現象であり、いずれは収束する・・・はずだ。

 

しかしながら、これとは別の影響もある。

日本経済の先行きに対する、深刻な懸念が台頭しているのだ。

昨年10~12月の経済成長はマイナスとなった。

消費増税の影響のほか、大型台風の被害による。

これに新型肺炎が加わると、悪影響は長期化するのではないか。

 

もっとも円安進行は、日本経済にとって悪い話ではない。

むしろ、これまでの円が、本来の実力以上に過大評価されていたと言えなくもない。

適度な円安は、輸出産業にとって朗報となろう。

適度ならば・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスの感染が、世界中に広がり続けている。

本日遂に、武漢への渡航歴のない日本人への感染が確認された。

今後の相場への影響範囲が気になるところである。

 

参考になるのが、2003年のSARS流行時の株価動向である。

2002年11月に中国で患者が確認され、2003年4月にウイルスが特定される頃まで感染者は増加したが、

この間に日経平均株価は約7.3%下落している。

2003年3月にイラク戦争が勃発しているので、全く同一視はできないものの、

およそ4~5ケ月は下落基調が続く可能性も考慮する必要がある。

 

他方で、中国による経済へのインパクトは、当時より遥かに大きくなっている。

2003年と比較して、実質GDPは約4倍、訪日中国人観光客に至っては約21倍に増加している。

中国政府が海外への団体旅行を禁止したため、今後インバウンド関連に計り知れない影響を与えるだろう。

また、交通が遮断された武漢市は、人口1100万人の大都市で、約200社の日本企業が進出している。

感染拡大を防止する非常措置とはいえ、今後長期化するようなら、経済への影響は未知数である。

 

本日の終値で、日経平均株価は75日移動平均線を下回った。

24000円から7.3%下落すると22248円で、200日移動平均線が22046円。

この辺りまでの調整も覚悟しておいた方がいいかも知れない。

 

 

 

 

2020年の株式市場は、イラン問題を受けて大波乱で始まった。

元々年初は荒れるのが近年の傾向ではあったが、毎日数百円単位で上下するのは異例で、

文字通り正月気分も吹っ飛んだことだろう。

ところが、騒動が一段落すると、何と週間では日経平均株価が上昇しているのだ。

この現象は、何を物語っているのだろうか。

 

多くのマスコミは、1月3日に米軍がイランのソレイマニ司令官を殺害した事が

騒動の発端と報じているが、これは正しくない。

現実には12月27日にイラク軍の基地が爆撃されて、アメリカ人が犠牲になっている。

しかもこのアメリカ人は軍人ではなく、基地で働く民間人だった。

アメリカという国は、自国民が被害を受けた場合に断固とした対応を行う。

この時点から、報復合戦は予期できた。

ただ、これ以上の応酬は本格的な戦闘突入の恐れがあるため、

とりあえず小休止となっている状態である。

 

事態をより複雑にしたのが、イラン軍のミサイルがウクライナの民間航空機を

誤爆してしまった事。

しかも、当初は誤爆を認めず、事故と発表する浅ましさ。

乗客、乗務員は全員死亡、この中にはイラン人も80人以上含まれる。

犠牲者の家族、知人達は、イランを許せないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年の日経平均株価は、年間で3641円、率にして18%上昇した。

また、大納会の終値2万3656円62銭はバブル後における最高値に相当する。

だが、気になる兆候も見られる。

 

そもそも2019年の初頭は、相場が急落していた。

従って、年間での上昇幅は割り引いて考える必要がある。

それ以上に気になるのは、年末高、いわゆる掉尾の一振が起きなかった。

これで、2016年から4年連続の現象である。

 

実は、年末年始が連休になるのは日本特有である。

欧米はクリスマス休暇があるものの、お正月は連休になっていない。

また、アジア諸国は旧正月休みが一般的である。

だから、この時期の市場は日本だけが休場ということになる。

いちおう休場は、12月31日から1月3日までの4日間だが、

前後の土日を含め、今年は(実は去年も)6連休だ。

さすがに、これだけの期間取引ができないのでは、

休暇前に手仕舞っておこうと考えてもおかしくはない。

ましてや、昨年末の急落の記憶はいまだ鮮明である。

日本だけが年末安で終わったのはこの為だろう。