このところ、為替相場で円安が進行している。
1ドル=130円を突破したことで、輸入品に対する影響が懸念されている。
これに対して、近頃「悪い円安」という言葉が流布されるようになってきた。
物価の上昇に、賃金の上昇が追いついていない事が悪いという意味らしいが、
これは正しい表現だろうか。
本来の円相場とは、円と外貨(この場合はドル)との相対的な価値の事であり、
それ自体には良いも悪いもないはずである。
円安になれば、日本で輸入品の価格が上昇し、輸出品の価格が下落するのは当然である。
逆に円高になれば、日本で輸入品の価格が下落し、輸出品の価格が上昇する。
これまでさんざん、円高は日本経済に悪いと主張していた連中が、
手のひらを反したように、円安は悪いと言い出してるのは滑稽ですらある。
円安が悪いのではなく、資源エネルギーや食糧の多くを輸入に頼っている事が問題である。
早急に自給率を高める施策が求められる。
