のりだーのブログ

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このところ、為替相場で円安が進行している。

1ドル=130円を突破したことで、輸入品に対する影響が懸念されている。

これに対して、近頃「悪い円安」という言葉が流布されるようになってきた。

物価の上昇に、賃金の上昇が追いついていない事が悪いという意味らしいが、

これは正しい表現だろうか。

 

本来の円相場とは、円と外貨(この場合はドル)との相対的な価値の事であり、

それ自体には良いも悪いもないはずである。

円安になれば、日本で輸入品の価格が上昇し、輸出品の価格が下落するのは当然である。

逆に円高になれば、日本で輸入品の価格が下落し、輸出品の価格が上昇する。

これまでさんざん、円高は日本経済に悪いと主張していた連中が、

手のひらを反したように、円安は悪いと言い出してるのは滑稽ですらある。

 

円安が悪いのではなく、資源エネルギーや食糧の多くを輸入に頼っている事が問題である。

早急に自給率を高める施策が求められる。

 

大手私鉄の近鉄と阪急が相次いでホテルの再編を発表した。

両社共に、鉄道部門でホテルを支えるのに限界を感じられるが、その方向性には違いがあるようだ。

 

近鉄の場合は、保有する24か所のうち8ホテルを、ブラックストーン社に売却するものだが、

大阪マリオット都ホテルのような基幹店はそのまま保有する。

また、8ホテルについても営業は続けるとの事だが、やや中途半端な印象を受ける。

この中には、近鉄沿線にない物もあり、果たして今後も存続させる意義があるのだろうか。

要するに、新型コロナによる鉄道部門の大幅赤字の埋め合わせの側面が強い。

 

一方で、阪急の再編はリストラ感が強い。

6ホテルのうち、大阪新阪急ホテルは老朽化が理由だが、他は経営不振。

大都市圏とて容赦なく切る大胆さが垣間見える。

しかも、従業員を2,300人から1,500人に減らすというから、かなり思い切った削減である。

 

近鉄の方が従業員に優しいとは言えるが、果たしてこれだけで終わるだろうか。

8ホテル以外に、追加の売却はないだろうか。

また、結局営業終了に追い込まれるホテルは出てこないだろうか。

阪急の方が内容は厳しいものの、リストラを一回で終わらせるという意気込みも感じられる。

アフターコロナに、以前の賑わいが戻る保障はどこにもない。

 

 

大手私鉄の近鉄が、社員の8%にあたる600人を削減すると発表した。

コロナ禍で多額の赤字を抱え、既にケーブル線の運賃値上げを発表していたが、

これだけではとても足りず、いよいよ本体のリストラに踏み切る事になった。

 

コロナ禍は鉄道会社を直撃したが、その影響はまちまちである。

通勤輸送が主体の京王などは、比較的軽微である。

他方で、傘下にホテルを抱える西武は厳しい。

また、首都圏よりも地方の方が影響が大きい。

 

この点で、近鉄は悪い材料が重なり過ぎた。

営業路線は日本一だが、都市部は僅かで、元々不採算路線を多く抱えている。

有料の特急電車を多く走らせ、観光比率が高い。

ちょうど新型特急ひのとりを走らせる準備をしていた。

また、グループ内にホテル、デパートがある。

 

現在、緊急事態宣言対策と称して一部特急の運休を実施しているが、

その多くが、伊勢志摩や吉野方面の観光特急である。

一方で、名阪特急や朝夕の通勤特急は、殆ど削減されていない。

今後の特急のあり方が垣間見える。

また、これまで特急運賃の補填で命脈を保ってきた不採算路線は、

大幅な本数削減を余儀なくされよう。

 

 

一都三県で緊急事態宣言が発出された日本だが、意外にも株高が進行している。

11月に急伸した後、12月は停滞していたのだが、再び再上昇に転じた。

1月8日には、前日比648円90銭(2.36%)高の2万8139円03銭となり、

30年5ケ月ぶりの高値となった。

 

海の向こうのアメリカでも状況は同じだ。

ジョージア州の上院決選投票で、民主党が2議席とも獲得し、トリプルブルーとなった。

事前には、トリプルブルーになれば、民主党が大規模な財政出動をしやすくなり、

これが金利上昇を招いて相場が下落すると予想されていた。

ところが意に反して、ダウは最高値を更新している。

日米共に、相場がマイナス情報に反応しなくなっている。

 

上昇という点では、ビットコインもすごい。

2日に3万ドルを超えたかと思えば、8日には一時4万ドルを超えた。

急ピッチな上昇には警戒感も高まっている。

2018年には、ビットコイン急落後に、いわゆるVIXショックが起きた。

転換点は近いかも知れない。

 

 

 

 

 

新型コロナ第三波の影響が深刻化しているが、その一方で、

アメリカでは14日からワクチンの接種が開始される見込みとなった。

100日間で1億人に接種する予定というが、新規感染者数の推移と合わせると、

来年の4月末には米国民の3~4割が集団免疫を獲得する計算になる。

事実上、アメリカではコロナ禍が終わる事になる。

本当にそうなるのか。

 

ファイザーは、ワクチンの有効率が95%と発表しているが、根拠はあるのか。

これが正しかったとしても、持続性は十分なのか。

半年で免疫がなくなるとすれば、いつまでたっても集団免疫は獲得できない。

ワクチンの生産スピードを2~3倍にすれば可能かも知れないが、そんな事は非現実的だろう。

副作用はないのか、アレルギー反応はどうかなど、不安が山積している。

 

首尾よくコロナ退治が叶っても、新たな悩みが浮上する。

金融緩和をどの時点で終わらせるべきか。

現在の株価水準は、新型コロナが流行する前よりも高くなっているが、

これは各国の中央銀行が、手厚い金融緩和を行い、過剰流動性が生じたため。

コロナが収束すれば、金融緩和を徐々に縮小することになる。

その予兆を察知すれば、株式市場は下落に転じかねない。

それが暴落にならない保障はどこにもない。