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先週の日経平均株価は、火曜日こそ北朝鮮がミサイルを発射した影響で大きく下落したが、その後は3連騰して週間では7週ぶりの上昇となった。

月初には上昇するというアノマリーも、15ケ月連続となっている。

その事自体は悪くないのだが、今後積極的に上値を追う展開とは言い難い。

 

北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したのは、今回で5回目であるが、過去4回のうち3回が5円~10円も円高に振れているのだ。

唯一円高にならなかったのは2012年12月12日であり、この時はアベノミクスがスタートした直後だったので影響を受けなかったと考えられる。

従って、今回の局面でも今後円高になる可能性を考慮しておく必要がある。

 

米国の景気にも影がさす。

8月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比15万6千人と市場予想の18万人を下回った。

また、ハリケーンによる洪水の影響で製油所が操業停止に追い込まれ、原油価格の高騰に繋がっている。

もちろん、被害の復興費用もバカにならない。

北朝鮮の6回目の核実験がとどめを刺す。

 

 

 

 

本日の日経平均株価は77円28銭下落し、1万9393円13銭で引けた。

4日続落であり、5月1日以来約3ケ月半ぶりの安値となった。

東証1部の売買代金が1兆7534億円と、商いも低調だった。

値上がり銘柄数1038と、値下がり銘柄数852を上回ったのが、せめてもの救いか。

 

悪い事は重なる。

本日の下落で、日経平均の25日移動平均線が75日移動平均線を上から下に抜ける、いわゆるデッドクロスを形成することとなった。

言うまでもなく、下落相場入りを示す強力なシグナルである。

トランプ政権への不安から円高圧力が強まっている事もあり、しばらくは相場反転を期待できないだろう。

2ケ月にわたり続いていた膠着相場が大きく動いた。

8月9日の日経平均株価は250円以上下げて、2ケ月半ぶりの1万9700円台となり、翌10日もわずかに下げた。

10日はSQでもあったが、一度もSQ値(1万9825円92銭)に到達できず、いわゆる幻のSQとなってしまった。

テクニカル的には、もみ合った後に下抜けた場合は下落相場入りと見るのが一般的。

早々にSQ値を回復できるかが鍵となろう。

 

悪い材料はまだある。

8月第1週の投資主体別売買動向において、外国人投資家が2週連続で売り越した。

しかも、個人投資家も売り越しており、買い手不在の状況。

北朝鮮問題を持ち出すまでもなく、相場の転換点と見るのが自然だろう。

 

本日8月11日に休んでいる市場は東京のみ。

3連休の間に、状況が一変している可能性がある。

 

 

 

 

フランスが、2040年までに国内でのガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止する方針を明らかにした。

具体的な施策は提示されておらず、絵に描いた餅に過ぎないとの批判も強いが、電気自動車の実用化に向けて大きく舵を切った事は間違いない。

 

これまで日本では、どちらかと言えば燃料電池車の普及に熱心だった。

しかしながら、世界的には電気自動車がスタンダードになりつつあり、たとえばドイツでは2030年までにガソリン車の販売禁止を目指している。

走行距離が短い、充電に時間がかかるなどの技術的な問題もあるが、日本としてもこの流れに乗り遅れないようにする必要があろう。

東京都議会選挙で自民党が惨敗した。

自民党は改選前の57議席から半分以下の23議席になり、都民ファーストが49議席を獲得して、与党である公明党の23議席と合わせて72議席となり、過半数の64議席を上回った。

とりわけ1人区では島部を除き都民ファーストが全勝のありさま。

気の早い(若しくは安倍首相が嫌いな・・)マスコミは、国政への影響を語り始めている。

 

だが、この選挙結果が国政選挙に直結するものではない。

そもそも都民ファーストは地方政党であり、現時点で候補者がいる訳ではない。

そして、既存政党の議席では、共産党こそ2議席増の19議席だが、民進党は2議席減の5議席、維新は1議席で変動なしと、都民ファースト旋風に乗り切れてないのだ。

中央では公明党と自民党が与党なので、このままでは政権に無風ということになる。

もちろん、今後都民ファーストが国政に進出する可能性もあるが、東京オリンピックもあり小池知事も動きにくいだろう。