最古最大磨崖仏
御本尊・弥勒大磨崖仏
(撮影日2021・2・25)
神秘な笠置寺の案内は続きます!
境内案内図・・お借りしました・・
「笠置寺略記」より
「(前略)1300年前東大寺の実忠和尚、そのその師良弁僧正によって笠置山の大岩石に仏像が彫刻されその仏を中心として笠置山全体が一大修験行場として栄えたのである。
平安時代永承7年(1052)以後末法思想の流行とともに笠置寺の大磨崖仏は天人彫刻の仏として非常な信仰を受けたのである。鎌倉時代建久2年(1191)藤原貞慶(後の解脱上人)が日本の宗教改革者としてその運動を笠置寺から展開するとき笠置寺は宗教の山、信仰の山として全盛を極めた時であった。
しかし元弘元年(1331)8月27日倒幕計画に失敗した後醍醐天皇を当寺に迎えたことにより攻防1ケ月ついに笠置山は全山焼亡以後室町時代少々の復興を見たが江戸時代中期より荒廃、ついに明治初年無住の寺となった。
明治9年丈英和尚孤狸の住む荒れ寺に住して笠置寺の復興につくすこと20年ようやく今日の姿となったのである」 ネットより
それでは・・行者めぐりスタートです・・・
転げ落ちそうな巨石の向こうに正月堂が見えてきました・・
正月堂の案内
東大寺山内には(2月堂・3月堂・4月堂)はあるが正月堂はない・・・
●正月堂は、笠置寺に有ったのです!
御本尊・弥勒磨崖仏と十三重塔が見えています・・
仰ぎますね!
本尊弥勒大磨崖仏の案内
最古最大の磨崖仏
本堂、正月堂前に立つ本尊弥勒大磨崖仏です。高さ16m、幅15m。かつて日本最大最古の天人彫刻として崇められていたといいます。しかし戦火のため、今見られるのは巨大な光背のみです。
●ほんとに大きいですね・・
仰ぎ見ていると感動が伝わってきますね・・
正月堂から見た磨崖仏
1300年の時を経ています・・・残念ながら、お顔が見えません・・
●想像絵図は仁和寺にも残っているそうです・・
これは特殊カメラで、彫刻された線をたどって作られたそうです!
正月堂内に展示してあります
石像十三重塔(重要文化財)
(鎌倉時代)
十三石塔案内
石像十三重塔(重要文化財)(鎌倉時代)
美しいですね・・
後で来られた、このご夫婦と最後まで一緒に行場めぐりに成りました(^▽^)/
それでは順路に沿って次のポイントに進みます・・
続きます・・
次回の案内は、もう一つの磨崖仏・・伝虚空蔵磨崖仏の案内に成ります!
お終いです!