A病院受診から1週間ほど経過している。

 

前回は抗原検査だったから、今回はPCRをするかもしれないなぁ。

 

また会社にも連絡しなきゃいけないし、もし陽性と出たその先を想像すると

 

何とも重い気持ちになり、とぼとぼとB病院へ向かいました。

 

ただ、気が重いからだけじゃない。

 

とぼとぼ歩かなければ体がしんどかったのです。

 

A病院を受診した時になんとなく気づいていた脈拍の異常。

 

周囲の人に追い越されるペースで歩き、かつ15~20分程度。

 

もともと通勤は20分徒歩でした。

 

そして、「歩くの速いよね」と人から言われるほどには歩くのは速かった。

 

実際、人を追い越すことの方が多かったです。

 

そんな中、ゆっくりペースでかなり体がしんどく息切れもする。

 

私はスマートウォッチをつけています。

 

ふとスマートウォッチをみると、なんと脈拍が160まで上昇。

 

B病院にはたどり着いていない道半ばで。

 

以前パーソナルトレーニングをしていた時、

 

160まで脈拍を上げるには

30分以上走ったり、バイクを漕がなければなかなか上がらない境地だった。

 

数分のゆっくりペースの歩行でこれはおかしい。

 

これも後々気づくのですが、脈拍があがると下がるまでに数時間は要しました。

 

明かな異常だと思ったのですが、これはA病院でも、B病院でも

 

B病院から紹介される3つ目の病院でも伝えましたが

 

「へぇ。」とか「熱があるからかな。」など、全く重要視されませんでした。

(発熱は大体午後から。受診はほぼ午前中なので受診の計測時は発熱していませんでした)

 

午後一の受診で予約を取ってくれていたようで、受診者は誰もいませんでした。

 

そのまま個室に通され、問診表、検温、酸素数値、血圧測定など

 

一通り終わったところで、先生の診察でした。

 

・今回はPCR検査をすること

・採血とレントゲンも撮ること

・PCRで陰性なら、一般診療で診れるのでいつでも受診していいこと

 

上記伝えられ、血液検査、レントゲン検査をしてもらえることと、

 

PCR検査で陰性ならその後も受診できると知り、すごくほっとしました。

 

前回のA病院の件もあり、発熱外来はPCR検査のみで

 

その後はまた別の発熱外来を受けるしかないものかと思っていた私は

 

検査後も陰性ならば、続けて診てくれるんだとほっとしました。

 

発熱がある限りは、発熱外来を転々をしなければならないのかという不安が

 

一つ、解消されました。

 

1週間近く38~39℃の発熱をしている事実に

 

「これはしんどかったよね。まずはコロナを否定しておこうね。

否定できれば、その後はここでも薬出せるからね。」

 

と、声を掛けられ、本当にありがたく、涙が出そうになりました。

 

思った以上にやはり不安とストレスがあったのだと思います。

 

検査結果は陰性でした。

 

そしてそこからB病院への通院が始まります。

一向に良くなる兆しが見えない体調。

 

再度会社に報告し、再々受診の指示を受けました。

 

前回の受診内容を報告している為、前回と同じところを受診とは言われず。

 

今度は相談センターへ連絡して事前に情報を収集することにしました。

 

自分の体調を丸ごと人任せにしないこと

 

自分でも納得して選べるようにと前回の反省からです。

 

①発熱はあるが、前回抗原検査で陰性を確認している

 発熱がある限りはやはり発熱外来の受診しかないのか

 

②前回受診した発熱外来は、抗原検査陰性を確認した為、

 これ以上は何もできないといわれている経緯がある。

 発熱外来は、コロナを否定したらその後精査をすることはないのか。

 PCRを繰り返すだけになるのか。

 

この2点をまず質問しました。

 

まず、①については、熱がある以上はこのご時世、発熱外来を受診してもらうことになる

②については明確な回答は得られませんでした。

 

前回受診のA病院以外を受診し、医師の意見をうかがってはどうかとのことで

 

居住地近くの病院を紹介されました。

 

総合診療を掲げる個人医院と、婦人科を掲げる個人医院。

 

他の疾患を疑う場合、総合診療科を掲げている病院の方がよいと考え

 

最初に受診の電話を掛けましたが、受付担当の方に

 

前回受診したA病院を受診したらどうかと秒で断られました。

 

電話を終えた時、行き場がない状況にしばらくショックを受けていました。

 

高熱が続き、疲労しメンタルも下がっていたんだと思います。

 

仕方なく、婦人科を掲げる個人病院へ電話。

 

状況、症状を伝えたところ、その日の午後に診ていただけるということで

 

予約を取ることができました。まずは見てもらえる病院が見つかりほっとしました。

 

発熱初日からここまでで8日かかっています。

 

早いときで昼12時を過ぎた頃より悪寒が始まり

 

15時頃には38~39度台の発熱を繰り返していました。

 

その後、発熱は23時ころまで続き、一日のうち8時間程度は発熱することが続き

 

食事もほぼとれず、体も疲れ始めていました。

予約した病院(以降B病院)は歩いて20分程度の場所。

 

予約時間に発熱していないことを願い、受診時間を待ちました。

二度めの発熱外来受診。

 

前回はそのまま診察室に通されたのですが

 

今回は待合テントの椅子に案内される。

 

そこへ受付担当の男性の職員が来て

 

不機嫌そうに距離を取るようにクリアファイルを広げてさし出してきました。

 

「保険証をお願いします。」

 

どうやら、ここに保険証を入れろという事らしい。

 

ここは発熱外来。わからんでもないけれども、何だかその対応は正直ショックでした。

(前回はそのまま診察室だったので、看護師さんに保険証を渡しました)

 

ショックではあるけど、このご時世仕方ないことかと思いました。

 

しかし、なぜか職員も不機嫌そうだし。何なんだろうか。

 

職員の男性は受け取った保険証を確認すると

 

「最近この保険証よく見るんですけど、会社で流行ってるんですか?」

 

「・・・いや。流行っているとは聞いていません。

発熱があれば受診するようにとはなっていますが。」

 

「会社でこの病院を受診するように指示しているんですか?」

 

「指示はないです。私は自分で調べてきましたし。」

 

そこまで会話すると不機嫌そうな顔はそのまま、その男性職員は戻っていきました。

 

そしてしばらく待って、保険証の返却でまた戻ってきました。

 

返却もクリアファイル越しでした。

 

保険証を取る時に、

「あ、クリアファイルの外側触っちゃった。。。申し訳ない。」と、思ったのを覚えています。

 

保険証を返却すると男性職員は無言のまま、また戻っていきました。

 

今の一連の流れにもやもやとした思いを抱えながら診察の順番を待ち

その後、診察室に案内されました。

 

医師の開口一番は、「今日はどうしますか?」でした。

 

思わず出てきたのは「え?どうしますか・・・?」とオウム返しでした。

 

私「すみません。

  会社の指示でまた受診するよう言われたので予約を取らせてもらいました。」

 

医師「コロナだったら、前回の検査で陽性って出るはずですし、熱もそんな簡単に

   下がるものではないです。検査で陰性と出ているので、ここではもう何もできませんよ。

   うがい薬出すくらいです。必要なら処方しますけど。」

 

まぁ、確かに薬処方されてまだ残っているし、実際、その中に解熱剤もあったし…

 

私「そうですよね…申し訳ないです。」

 

気づけば謝っていました。

 

医師「うがい薬、処方しますか?」

 

私「…お願いできますか。」

 

医師がカルテを入力する間、沈黙が続きます。しばらくして

 

医師「抗生剤もいりますか?」

 

私「できれば。お願いします。」

 

医師はカルテ入力が終わると一言私に声かけて去っていきました。

 

診察や検査はなく、受診終了し処方薬をもらって帰宅しました。

 

会社にはそのまますぐ医師から言われたことを報告しました。

 

「まぁ、先生がそうおっしゃるなら。」と、電話の雰囲気では少し笑っているようでした。

 

そこで私はやっと、「これではだめだ。自分のことだ。自分でしっかり調べなくては!」

と決意しました。

 

上司が医療職だからって、言っていることは正解とは限らない。

 

やり取りから推察するに、上司は

 

「コロナの判定で抗原検査は不十分、PCR検査をしてもらえ」という意図があって

 

こんな短い期間での再受診を進めてきたのだと思います。

 

抗原検査で陰性でも、解熱して出社してこられたら困るという思いがあったと思います。

 

・発熱外来とは何なのか。

・コロナの診断基準って何か。

・別の病気を疑って受診したいが、発熱がある場合はどうすればいいのか。

 

そのあと、自分でいろいろ調べました。

 

抗生剤ももらったし、これで治ればいいけど。。。

 

外出せず、処方通りに内服して療養に専念していました。

 

しかし、内服中も内服終了後も相変わらず発熱は続くのでした。

コロナも否定されて、来週には出社するつもりでした。

 

それがその日の夕方、じわじわと悪寒があり

 

なんと発熱。

 

昨日の発熱と共通するのは、夕方以降に発熱しているということ。

 

しかし、連日発熱したとしてもまだ2日目。

 

薬ももらっているし、いったん様子を見ることに。

 

翌日。また夕方から発熱。

 

これは様子見てもう1回受診が必要かもしれない。

 

とりあえずは、来週出社予定になっていたけど出社できそうにない。

 

会社に連絡、相談しておかなければ。と、会社へ連絡。

 

その時の上司の第1声。

 

「えー。熱が下がらんことには。。。」でした。

 

ちょっと引っ掛かりましたけど、これはまた別記事で書きますね。

 

私としては、来週の出社を延期せざるを得ないということを伝えたかっただけ。

 

しかし、熱が下がらないという事実から受診しろという指示。

 

さらに上の上司に確認するからまた連絡するとの事。

 

しばらく待つと前回受診した病院を受診するよう指示。

 

私個人としては、受診してまだ3日目。

 

薬もまだある。解熱剤も頓服で処方されている。

 

今日、今、受診しなければならないんだろうか。

 

しかし、上司の上司は医療職資格者である為

 

指示通り、もやもやしつつも受診の予約を取った。

 

そして、2回目の受診となるのです。

翌日には平熱に戻っていました。

 

突発的に熱を出しただけだろうか。

 

しかし、会社のルールとしても受診はしなければならないし

 

何より、もし万が一コロナウィルスに感染してた場合

 

確認せずに出社して職場の人に迷惑をかけてしまってはという事の方が怖かったです。

 

私の居住するところは、比較的市政(暮らし)の情報は得やすいです。

 

情報を検索し、発熱外来で受診できる病院一覧を確認。

 

車も自転車もないので徒歩で行ける範囲に限られる。

(自転車は引っ越して早々盗られました)

 

近くで総合病院が発熱外来をやっていました。

(以降、A病院と記載)

 

何かあればその後も診てもらえるから安心かな。

 

何より、近い!

 

電話して問い合わせ、受診できることに。

 

見るからに親切そうな先生に診ていただけました。

 

症状は発熱と喉の痛み。

 

喉の痛みといっても、風邪の喉イタとは違うようだと伝えました。

 

喉が痛かったり、首から顎の辺りが痛かったり、歯が痛かったり

 

痛みの場所が1か所にとどまらず、移動する。

 

そしてそれが左側だけだったので、何かおかしいなと思っていたのです。

 

先生は首の触診もしてくれましたが、確かに左側は少し腫れているようだけど

 

腫れは大きくないとのことで、そこは重要視されませんでした。

 

A病院では、抗原検査とインフルエンザの検査をしました。

 

結果、どちらも陰性。

 

解熱剤と喉の痛み用の薬を処方してもらい、終了しました。

 

結果を職場へ報告し、その時は発熱もなかったので

 

この時は、会社のルールの規定日数を休めば、復帰できるなと思っていたのです。

 

しかし、そう簡単にはいかなかったのです。