今現代を生きる人達は10歳以上若返ってしまった。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

こんにちは。

年金アドバイザーのhirokiです。
 
新年おめでとうございます^^
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
65歳以上は高齢者という定義がありますが、昔と比べるとなんだか現代の人は若く見えないでしょうか。
 
ひと昔前の人の写真を目にする時、この人は50代か40代くらいかな?と思ったら、まだ30代とか20代と聞いてびっくりする事があります。
 
なぜひと昔前の人はそんなに歳を取って見えるのかの原因はわからないですが、食生活や医療がまだ発展途上だったとか、昭和時代のファッションなどが原因なのかなと思ったりします。
 
何が原因なのかはいろんな事が混合しすぎて断定はできないですが、現代の人は確かに見た目や運動機能が凄く若返った。
 
恐らく、昔よりも10歳は若返ってると思う。
 
 
たとえば、今の40代は昔で言う30代のようなオーラですし、今の70代の人は昔の60代と思っています。
 
 
単なる僕の主観なのかと思いきや、科学的に昔よりも10歳若返っているというデータが学会などではあるようで、やはり昔よりも若返ってるのは間違いなさそうです。
 
まあ、こんだけ医療が発達し、栄養状態も良い時代だから心身が若返っても不思議ではないです。
 
 
よって、現代では65歳以上を高齢者という定義が当てはまらなくなり、75歳以上を高齢者とすべきであるという意見が出てきている。
 
確かに今の65歳の人を見ても、高齢者…と呼ぶのはまだ早い気がする。
 
 
 
平成初期あたりはまだ、定年が55歳とか60歳という状況でありました。
そして平均寿命は男子は74歳くらいで、女子は昭和60年に80歳になりました。
 
そこから60歳からは厚生年金を貰いながら老後を過ごすというのが一般的でした。
 
 
現在の平均寿命は男子81歳で、女子は87歳。
 
ただし、平均余命で見ると現在65歳の男子の平均余命は19年ほどだから84歳くらい。
65歳の女子平均余命は24年ほどだから、89歳が平均余命。
 
つまり、今65歳の人は男子なら84歳までは平均して生きるという事。
 
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※注意
平均寿命は0歳児がいつまで生きるかであり、平均余命はある時点の年齢の人がどのくらい生きるのかを見たもの。
僕は単純に平均寿命で書く事が多いですが、個別に考える時は平均余命を用いるのが適切。
この違いは必ず覚えておきましょう。
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ところが、平成6年あたりから60歳から65歳までは就労期間であるという認識が強くなり、また、65歳以上であっても就労しているという人が珍しくなくなった。
 
 
心身が若くなったからまだ引退するのは早すぎ、60代以降も今まで得た熟練の知識や技術を生かして生き甲斐を持って働いている。
 
人生に対して目標や夢を持つというのは、とても大きな生き甲斐であり、このような事ももしかしたら心身の若さに繋がっているのかもしれない。
 
 
どうしても目標や希望を無くしたりすると心に力が無くなり、一気に老け込んでしまう。
だから自分の生きがいを無くさないようにする事も大事だと言える
 
やはり誰かに必要とされるというのは心の大きな力になりますよね
 
 
さて、65歳以降も就労する人が現代ではとても多く、さらに働く女性も全体的に増えました。
 
 
生産年齢人口は20歳から64歳までとされていますが、このような区切りは年金ではあまり意味をなさない。
 
 
年金を語る時、メディアなんかはこの生産年齢人口が高齢者人口を支えているという表現をする事が多い。
 
 
そしてこの生産年齢人口が少子高齢化で少なくなっていくから、高齢者を支える人が少なくなり、年金制度を支えきれなくなって破綻すると。
 
昔は10人で1人の65歳以上の高齢者を支えていたが、徐々に5人で1人を支え、2人で1人を支えているからもう年金制度は持たないという表現や図を示される。
未来は暗いなあ…と多くの人が思ってしまう。
 
 
しかしながら、このよく使われる表現は適切ではなく、意味が無い。
 
 
保険料っていうのは働いてる人が主に負担しますよね。
 
 
年齢に関係なく働けば、その分保険料を負担する。
 
 
だから、例えるのであれば働いてる人が働いてない人を支えている割合で話したほうがいい。
 
全就労人口で就労していない人口を支えているという事ですね。
 
 
 
単純に20歳から64歳までの人が、65歳以上の人を支えているという事にすると65歳以上の就労人口は全く切り離されてしまう。
更に、就労といえば20歳前から就労してる人もいるわけで。
 
 
就労者が何人の就労していない人を支えているのかという割合で見ると、約50年前からそんなに割合は変わっていない。
 
 
50年ほど前はその割合(非就労者÷就労者)は1.08人辺りであり、現代は0.9とか0.8人くらいです。
 
 
よって昔と今ではあんまり変化はないです。
むしろ、現代は働く高齢者がとても多いので昔よりも支える力は改善されている。
 
 
昔(平成初期くらい)は定年が55歳とかだったし、その後に継続雇用なんてあんまり浸透していなかった。
 
しかしながら、現在は60歳以上どころか65歳以上や70歳以上の就労者が急激に増えた。
 
 
よって、少子高齢化が世界一進行してるけども高齢者雇用や働く女性の雇用促進が進んでいるため、少子高齢化で支える人口が足りなくなるからもう年金が持たないという事は無い。
 
 
働く元気な65歳以上の人が増えるという事は、それだけ国の元気や成長にも繋がるので、心身が若くなっていった日本人の強みでもあるでしょう。
 
 
さて、話は戻りますが、若く見えるかどうかで大事なのは姿勢がとても重要だと思うんですよ。
 
猫背だと一気に老けて見えるしダラしないので、姿勢はシャキッと伸ばしましょう!
 
猫背を正すだけで若々しさが全く違う。
 
 
姿勢が整うと、心身もシャキッとなります。
 
 
歩く時は姿勢を伸ばして胸を張って歩きましょう。
たったこれだけの事であなたの魂が輝きだします。
 
猫背は百害あって一利無し!
 
 
そして新しい年を元気にお過ごしください。
 
 
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

 

 

 
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