年金の差し押さえ | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

年金受給権は差し押さえ禁止です。
ただし、老齢年金や付加年金を受ける権利は国税滞納処分により差し押さえができます。税金滞納したら年金差し押さえられます。年金振込額がやたら少なくなってる時は差し押さえされてることも考えられます。
なぜ老齢年金や付加年金の国税滞納処分が許されるのかは、税金を課す事ができるからで、滞納した場合に差し押さえることができるようにするためなんですね。
国税滞納処分以外は禁止です。
なんで国税滞納処分以外は差し押さえを禁止したかは年金の生活保障を確実にする意味合いからでしょう。

ところで、年金が現金化された場合は、一般の金銭と区別つかないので差し押さえができます。

これは、年金受給権の差し押さえが禁止されるとしても、年金が金融機関の口座に振り込まれると区別が付かなくなっちゃって差し押さえの属性がなくなってしまうので年金預貯金債権の差し押さえは禁止されません。
預金は差し押さえされちゃうんですね。