産前産後の98日間は健康保険の被保険者であれば、出産手当金が出ます。
で、出産後にしばらく育児休業・・という流れになるかと思いますが、この育児休業期間中のお金はどうしようかと心配されるかと思いますが、この間のお金は雇用保険から出ます。
ハローワークへの申請により給付金が支給されます。育児休業給付金といいます。出産を機に安易に職を失わせないためにあるんですね。
要件としては育児休業前2年間の雇用保険加入期間中に11日以上の出勤が12ヶ月以上ある事が必要です。
また、支給額は休業開始前の賃金日額の最大50%が支給されます。その間の給与が8割以上支給されてない事が必要です。給付金は給与と合わせて、8割になるよう調整されてます。
まあ、普通は育児休業中は給与出さないとこが多いと思いますが。
休業開始前の賃金日額というのは休業開始前の6ヶ月の賃金を180で割った額になります。
それが育児休業中、2ヶ月ごとに2ヶ月分支給されます(育児休業は子が1歳になるまで。保育所などに入園が決まらない場合は最大1歳6ヶ月になるまで。)。
普通は会社が手続してくれるので、産休とかに入る前に事前に言っておきましょう。
というわけで、ハローワークは仕事探したり失業者に対してのあっせんばかりじゃありません。
また育児休業期間中の厚生年金保険料や健康保険料は年金事務所への申し出により、事業主と本人ともに保険料免除となりますが、将来の年金にはちゃんと支払ったものとして年金額に反映します。産前産後休業中もこの規定が適用される予定ではあります。
ただ、とにかく育児休業をとれるかどうかまずは事業主に確認しましょう。
通常、育児休業1ヶ月前までに申し出ます。
育児休業は育児休業前1年間雇用されていて、育児休業後も引き続き雇用される見込みがある事が条件とされてます。
ただし、1歳に達して、それから1年経過前に労働契約が満了して更新されない事が明らかな人は取れません。
iPhoneからの投稿