先日、今ごろ翔んで埼玉を観てオモロイと喜んでしまう。
あいかわらず時流に乗るのが遅くて、自己嫌悪に。。。ww
時を置かずして2作目の~琵琶湖より愛をこめて~を昨日観た。
大阪人(といっても、人生の大半を栃木人として生きているが、、、)のMATTが見ても、これ、埼玉県や滋賀県をディスる以上に、大阪をディスりまくりやなあ、と思ふ。
地理好きな人間からすると、1作目も2作目も各県の特色、長所・短所、県民性や特産物、名所などのツボを押さえていて、このパターンでどんどんシリーズ化してずっと見ていたい気分になる。
この作品の良いところは、GACKT演じる麻実麗が無敵のヒーローではないところ。
決して武力に訴えて敵を制圧するのではなく、自らの信念と美学をもって民衆の心をつかみ、率いることで敵を退ける、というフォーマットが心地よい。
それは魔夜峰央の世界観が耽美的BLが主軸だからに相違ない。
根底にあるのは「愛」なのだ。
だからなのか2作目は1作目をはるかに上回るスケール感と、そこかしこにちりばめられた宝塚感が半端ない。
麻実麗、壇之浦百美の衣装もヅカチックだし。。。
大阪府知事・嘉祥寺 晃に片岡愛之助、神戸市長に藤原紀香で二人は役でも実生活でも夫婦。
昔、藤原紀香の関西弁に萌えたことがあったが、この作品ではバシバシ関西弁を話している。
しかし実は彼女は神戸出身ではなく西宮出身なので、純粋神戸アクセントではなく大阪寄りアクセントかもしれない。
知らんけど。
マニアにとってお宝だったのは、滋賀は長浜出身の堀田真由が関西弁を話していたこと。
これまでの役柄でほとんど関西弁を聞いたことがなかったので、新鮮だった。
有村架純の関西弁を聞いた時以来の感動である。
劇中、滋賀の名産?「飛び出しとび太」が出てくるが、これみんなどこかで見たことあるにもかかわらず、意外に知られていない。滋賀に行くとこれのグッズが売っているらしい。職場の近江八幡出身の子の机にとび太のちっちゃなマスコット木製スタンドがあるのを見て、とび太の奥の深さに驚愕した。
CGを多用した作品なので、続編をバンバン作れそうな気がするが、各県出身の俳優さんのスケジュールを抑えるのが大変かもしれない。だが、狭い国土ながらも各地域・地方で豊かな文化を育んでいる日本の良さが笑いに置き換わるという点で、他にない秀作と思うので次回作も期待したい。
次は独特の文化圏を構築している名古屋あたりかな。。。。。