釈迦には1人息子ラーフラがいました。父は息子にこう説きました。
1ラーフラよ、しばしば共に住むのになれてお前は賢者を軽蔑するのではない?諸人のために松明をかざす人を汝は尊敬しているか?
2愛すべく喜ばしい五欲の対象を捨てて、信仰心によって家から出て苦しみを終滅せしめるものであれ。
3善い友だち交われ。人里離れ奥まった騒音の少ないところに座臥せよ。飲食に量を知る者であれ。
4衣服と施された食物と(病人のための)物品と住所、これらのものに対して欲を起こしてはならない。再び世に戻って来るな。
5戒律の規定を奉じて五つの感官をまもり、汝の身体を観ぜよ。切に世を厭い嫌う者となれ。
6愛欲にともなって起こる、清く見える外形を捨てて考えよ。身は不浄であると心に観じて心をよく1つに統一せよ。
7無相のおもいをしゅうせよ。こころに潜む傲慢を捨てよ。そうすれば汝は傲慢をほろぼして、心しずまったものとして日を送るであろう。

出典 岩波文庫ブッダのことばスッタニパータ中村元訳

いかがでしょうか?あくまで弟子入りして出家した息子に対して諭した出家者への基本を述べたものです。我々在家者には全てはそぐいませんが最後の無相の思いを修して心に潜む傲慢を捨てよとの言葉は我々在家者にとっても大事な指針になると私は思います。