理系に進むならば大学院または高専? | MAT塾ブログ

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私の以前の勤務先の会社から毎年、新入社員の紹介名簿が送られてきます。

事務系と技術系に分けて採用していますが、これを見ると数年前から技術系の新入社員は大学院生または高専生しか採用していません。

今年の技術系新入社員は101人でしたが、その内訳は、大学院生88人、学部生1人、高専生12人でした。

1人だけ採用された学部生は美術系大学の学生ですからデザイン部門でしょう。

 

他の企業でも、技術系新入社員の採用は大学院生のみ、と限定している企業は多いと聞きます。

国立大の理工系学部の大学院進学率は、東工大の約9割を筆頭にほとんどの大学で9割~6割くらいです。

企業側も理工系の優秀な学生を採用したいと考えると、必然的に大学院生を採用することになるのでしょう。

現在の就職は売り手市場ですから学部生でも(特に理系学生ならば)就職に困ることはないでしょうが、少しでも就職や仕事の選択肢を広げたいならば大学院進学という選択になるのかもしれません。

 

新入社員名簿を見ていて、技術系でも女子が多いのにはびっくりです。

101人のうち20人が女子でした。

私が入社した年は約150人の技術系新入社員のうち、女子は4人だけでした。

同期の女子とは話をする機会もほとんどなく、高値の花でした。

今は時代が変わりましたね。

高専生は12人のうち半数の6人が女子でした。

高専って、そんなに女子が多かったっけ?

いずれにしても、現在は理系学部に女子枠が増設されたり女子大に理系学部が新設されるなど、女子が理系に進出しやすい環境がどんどん整えられています。

女子も積極的に理系に進んで研究開発の仕事をめざしましょう。