こんにちは。 澤田英語学院のMattです。
2025年第2回の英検1級の内容一致問題に
登場したテーマは「Digital Afterlife(デジタル・アフターライフ)」、
つまり AIによって故人を再現するビジネス でした。
いまやAIは、人が亡くなった後の
「声」「表情」「会話の癖」まで再現し、
まるで再び話しているような体験を提供できるようになっています。
これは映画や小説の世界ではなく、
すでに現実に存在するサービスです。
🧭 テクノロジーがもたらす“新しい慰め”と“新しい問題”
この技術は、亡くなった家族と
「もう一度話したい」という願いを叶え、
深い悲しみを癒す手段にもなり得ます。
たとえば、
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故人の声で「おはよう」と語りかけてくれるAI、
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家族との思い出を再現するチャットボット、
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過去の動画や手紙をもとに語りかける仮想アバター
こうした技術は、“心のケア”という新しい形の支援として期待されています。
一方で、問題も少なくありません。
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故人の同意なしに再現されることによる「尊厳の侵害」
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AIへの依存によって、悲しみの受容(グリーフプロセス)が遅れるリスク
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「故人が実際には言わなかったこと」をAIが話してしまう誤情報の危険
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故人のデータを誰が所有し、どこまで使っていいのかという法的課題
これらは単なる技術問題ではなく、
倫理・哲学・法の境界線を問う新時代の課題です。
💬 子どもたちに求められるのは
「英語力+思考力」
今回のテーマは、一見「AI技術」の話に見えますが、
英検1級で問われているのは「英語力」だけではありません。
🔸 新しい技術を理解する力
🔸 社会や倫理を多角的に考える力
🔸 自分の意見を論理的に英語で表現する力
これらがセットで評価されています。
つまり、これからの英語学習は、
「単語を覚える」「文法を理解する」だけでは足りません。
英語を通して世界の変化をどう考え、
どう判断するかが問われる時代です。
🌏 AIが社会を変える中で、英語の重要性は増す一方
AI、エネルギー、医療、倫理── どの分野でも、
国際的な議論の場は英語で行われています。
そして今後、日本の若者たちは
こうした議論に**「意見をもって参加できるか」**
が問われるようになります。
AIがどれだけ発達しても、
「何を正しいと考えるか」
「人としてどんな選択をするか」 という判断の軸は、
人間にしか作れません。
そのためにも、 英語を「テストのため」ではなく
「世界と対話するための力」として身につけることが、
これからの子どもたちには不可欠です。
💡 親としてできる最初のサポート
子どもたちがAI時代を自信をもって生き抜くために、
家庭でできるサポートは意外とシンプルです。
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ニュースや記事を一緒に読み、「あなたはどう思う?」と問いかける
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英検の読解問題を“知識”として扱うのではなく、“社会の一部”として考える
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「英語を使って考える」時間を、親子で共有する
これが、AIが進化しても失われない、
“人間の思考力”を育てる時間になります。
🎓 澤田英語学院では
澤田英語学院では、英検1級・準1級対策を通して、
単なる語学力だけでなく、世界を考える力を育てています。
AI・エネルギー・国際問題・環境など、
時代を映すテーマを題材に、
「自分の意見を英語で論理的に伝える力」を徹底的に鍛えます。
📞 首里本校:Tel 886-4679
📞 坂田校:Tel 945-4506
💻 オンライン体験授業も受付中です。
✨ 最後に
AIが人の「死」さえ再現できる時代。
だからこそ、「どう生きるか」を考える力が、
これからの教育で最も大切になります。
そしてその考えを、世界に発信できる言葉こそ—— 英語です。

