こんばんは、
澤田英語学院のMattです。
今日は、文法の小話を一つ。
英語で、3つ以上を物をならべるときには、
I like apples, oranges, and bananas.
など、単語を並べるときに使う並列という
文法概念があります。
英語で長い文を書く際、
並列構造は流暢さと理解のしやすさを
もたらす重要な概念です。
たとえば、"She likes reading, jogging, and painting."
という文は、趣味を並列で簡潔に表しています。
並列構造は、
同じ文法的形式の要素を列挙することで、
読み手が情報を整理しやすくなります。
単語だけではなく、すべての英語に使えます。
語と語、(名詞、形容詞、副詞などの品詞も合わせる必要があります)
句と句、
節と節、
文と文、
語と語：
- 名詞： "She enjoys tea and coffee."
- 形容詞： "The test was both difficult and important."
- 副詞： "He ran quickly and silently."
句と句：
- "In the morning, she reads the paper, and in the evening, she watches the news."
節と節：
- "She'll join the meeting if her schedule allows it, and she'll present the report if she finishes it on time."
文と文：
- "The team scored in the final minute; and they won the game."
これらをつなげるのが、いわゆる
等位接続詞といって、
and, or, but, などや、
both A and B, either A or B,
neither A nor B, not only A but also B,
Some～, others ～.
なども含まれます。
長文読解においては、
複数のアイディアや説明が
並列構造で提示されることが多いため、
その構造を理解していると、
主要なポイントを見失わずに
要約や分析が容易になります。
エッセイや英文要約で
並列構造を使用することは、
論点を明確にし、
読み手の記憶に
残りやすくする効果があります。
情報が組織的で
バランスが取れているため、
説得力が増します。
また、簡潔さを保ちつつも、
複雑な情報を効果的に
伝えることができます。
さらに、並列構造は、
リズム感を生み出すため、
文章を読む際のリズムや
響きを重視する英語においては、
文章をより魅力的で
覚えやすいものに変える効果があります。
まとめると、
並列構造は英語での
コミュニケーションにおいて、
情報の整理、
明快な伝達、
記憶の定着、
読みやすさの向上といった
多岐にわたる利点をもたらします。
英語学習者は、
この構造を適切に使いこなすことで、
より効果的なコミュニケーションを
図ることができるでしょう。
文法は、
英検2級以上の長文読解や
エッセイ、要約など、
長く難しい文を書く時の、
航海図や設計図になります。
基礎からしっかり勉強すると、
一戸建ての基礎工事のように、
英語力の足腰になります。
等位接続詞は、
異なる要素を等しくつなぎ
合わせる役割を持っています。
これを受験生とその親子関係に例えると、
双方が異なる役割を持ちながらも、
共通の目標に向かって協力し合い、
一体となる大切さを象徴しています。
それぞれの立場を尊重しながら、
支え合う絆と調和の中で、
受験という大きな挑戦を
乗り越えることが一番大事です。
Where there is a will, there is a way.
(為せば成る。)
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