夢を叶える『商い』を応援する税理士のブログ -10ページ目

あなたは計画する派?行動する派?

さいたま市浦和区常盤で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


久しぶりの更新となりました。

11/7までファイナンシャルプランナー関係のイベントに

携わっていたので、更新できずにいました。


やっと落ち着いて来ました。

これから、顔晴って(がんばって)行きます!!


今日は「あなたは計画する派?行動する派?」です。


「社長さんは外出する際に計画する前に動く方ですか?

それとも動きながら行く先を決める方ですか?」


「ケースバイケースだよね。


時間がない時には取りあえず動こうって感じだし。

長期間の旅行等では事前に決めておかないと

いい場所に行けないような氣がするから、

きっちり決めておくかな」


「なるほど。

それは事業でも同じですよね。


まず、目の前の仕事が立て込んでいる時には・・・」


「それは分かってますよ。


目の前の仕事を優先する時にはまず行動が大切だし、

長期的なスパンの仕事では計画を立てないと

資金繰りも含めてうまくいかないんでしょ」


「その通りです。


やるべき事とやらなくていい事ではなくて、

『今』やるか『あとで』やるか、

『社長』がやるのか『従業員』がやるのか

も考えるといいですよね。


会社の計画は社長さんしか決められないですから、

優先してやる事になると思います」


「でもさ、計画は変わるものだし、

計画は利益を生む保証はないよね。


今の目の前の仕事は利益を生むから

そっちを第一優先にするんじゃないの?」


「おっしゃる通りです。

計画は利益を生む保証もなく、

もしかしたら机上の空論なのかもしれません。


ただ、何かしよう!と言う事を形にする事が

大切だと思います。


今はこうだけど、いずれはこうなろう!とか

と言う事が大切だと思うのです。


社長さんがお仕事を始めた時にも何も保証が

なかったと思います。


それでも、やってこれたのは、こうなりたいという

氣持ちがあってからだと思います。


目の前の仕事を優先しつつも、

ほんの少しの時間だけ将来のために使ってみるのも

いいのかなと思います」


「確かにあの頃は大変だったよな・・・。

今も大変だけどさ。


将来像は頭の中にはあるんだよね」


「次は形して、時間軸を入れてみましょう!


そこからがスタートです。

数字はその後についてくるものですから」


「そうだな。そうしてみるか」


形に残す事が大切なのではなく、

新しい事にチャレンジするために、

今の目の前の仕事に取り組むために

計画を立ててみましょう。


そして、形にしてみましょう。


もしかしたら、新しい氣づきがえられる

かもしれません。


専門知識は脇に置いて話そう

さいたま市浦和区常盤で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「専門知識は脇に置いて話そう」です。


「先生さ、たまに言っている内容がわからない事が

あるんだよね。


最初は分かるんだけど、次第に分からなくなるというか

まぁいいかと思うというか・・・。


いずれにしてもなんだかよくわからないんだよね」


「そうでしたか。

それは申し訳ないです。


おそらく、話の内容に専門用語が多く入っているか、

社長さんの興味がない事を話していたのでしょう」


「数字を見て言ってくれるのは分かるんだよね。


数字はうちの数字だから、少しのズレはあるけど

分かるんだ。


でも、話の内容が伝わってこないんだよな・・・」


「そうですね。

私達は結構「伝える」と言う事を考え過ぎて、

「伝わっているか?」を考えていないのかも

しれませんね。


一番情報が伝わるのが、視覚だから、

もう少し視覚で見れるようなものを使うようにしますね。


でも、社長さんの気持ちはよくわかります。


最近、「マンガでわかる統計学」と言う本を読んだのですが、

途中までは分かるのですが、途中から入ってこなくなる

感じがしました。


基礎的な知識が不足していると思うのですが、

それでもわからないという実感がありました。


社長さんの感覚と同じなのかもしれません。


もう一歩噛み砕いた伝え方をしないと伝わらない

と思いました」


「そうそう、みんなが数字が得意ってわけじゃないから

その辺は考えてもらえると嬉しいな」


「自分にとっては当たり前でも

聴く人にとっては当たり前ではない。


当たり前の事ですが、ついつい忘れるんですよね。」


「うちも社員からは「社長の話はよくわからない」

と言われるんだよな。


お互い氣をつけようという事かな」


「そうですね。

氣を付けて行きましょう」


必要な事は伝えることではなくて、

伝わって動いてもらう事です。


専門知識は脇に置いて、

伝わって動いてもらえるようなものを

伝えていこうと思います。





社長さん、旗振っていますか?

さいたま市浦和区常盤で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「社長さん、旗振っていますか?」です。


「社長さんはどのようにして仕事を

獲得しているのですか?」


「そりゃ、いい仕事をして、認められて、

評判になって、仕事が来るパターンと

こちらからお願いして仕事をいただくという

パターンかな?」


「その時の基準ってありますか?」


「そうだな~・・・。

粗利が稼げる事はもちろんだけど、

それだけではないな。


先の仕事につながるかどうかも

含めて検討するよね」


「具体的には?」


「この業界のおおよその粗利益が○○%だと思っているから

それを満たすか満たさないかが判断基準かな?」


「それは他の従業員、特に営業の方は知っていますか?」


「いや、仕事をとってくるのは自分だけだから

従業員は知らないんじゃないの?

こちらから積極的に教えていないからね」


「そうすると、社長さんと従業員さんの仕事に対する

考え方におおきな違いがありますよね。


いくら社長さんが利幅を考えて仕事をとってきても

従業員の皆さんに社長さんと同じレベルの意識が

ないと最終的な利益って変わってしまうかもしれませんね」


「確かにそれはあるんだよな。


うん、うん。


でも、どうしようもないじゃないの?」


「それじゃ、旗を振ってみては?

うちはこれだけの利幅が必要!という感じで。


データを全部出す出さないはいろいろな問題があるので

これからの検討課題にして、

うちの目指している利幅はこれだよと

言ってみてはどうでしょう?」


「それじゃ、従業員がノルマだと感じるんじゃないの?

モチベーションが下がるのも困るしなぁ」


「そうですね。

だから、「旗」なのです。


目標と現実との差を知るための「旗」です。

差が分かれば、自分がどうすればいいのかを

考えます。


その時に社長さんが一緒に考えていければ、

ノルマではなく、お互いの目標となるのでは

ないでしょうか。


達成したら、その努力に報いてあげる事を

忘れなければ、いいのかもしれません。


そのためには・・・・」


「はい、はい、事業計画でしょ!

先生もくどいねぇ~。


しかし、同じ考えにはなれないけど、

社長の考えを知ってもらうのは大事だよな。


ちょっと考えてみるわ!」


カメも目標があるからうさぎと競争できました。

何が目標かはそれぞれ違うにしても、

社長さんとしては自分の目標を示し、

それが従業員の方にとっても良いものであれば

(楽と言う意味ではありません)

より大きな力になるのかもしれません。




うまい話には裏がある?

さいたま市浦和区常盤で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「うまい話には裏がある?」です。


「先生、今日はだいぶ儲かっちゃったよ!

結構な粗利が取れる仕事が入ったんだよね。

これも日頃の努力のたまものだよな」


「そうですか!良かったですね。

その仕事の粗利はどのくらいなのですか?」


「今のうちの水準からすると2割くらい

多いな・・・まぁそんな感じだな」


「そんなうまい仕事が突然来たのですか?」


「そうそう、前から話はあったんだけど

現実になってきたんだよ」


「ちなみに入金のサイトはどのくらいですか?」


「オール手形なんだよな」


「全部ですか・・・」


「何か問題でもあるの?」


「いや、全部手形と言うのは資金繰りを圧迫しませんか?

これから資金の流れを良くよく管理して行きましょう」


「いやいや、必ず落ちるから大丈夫でしょ?」


「おっしゃる通りですが、現金化するまでの期間が

ちょっと長すぎます。これでは利益は出ても、

お金がない状態になってしまいます。


これはこの手形のサイト期間の資金繰りを見直さないと

いけないですね!!」


「良い話だと思ったんだけどなぁ~」


「資金繰りにかなりの余裕がある会社はいいのですが、

御社の場合にはまだその段階まで行くには時間がかかります。


お得意様からの仕事なので、断れないでしょうから、

資金繰りの予定を検討しましょう」


「うまい話には裏がある?って感じか。

いずれにしてもやらなきゃいけないなら、

やるしかないよな。


資金ショートだけにはしないようにしていかないと!!」


大きい仕事も取れただけではなく

入金をどのように考えるかを見定めたいものです。



探し物は何ですか?見つけやすいものですか?

さいたま市浦和区常盤で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「探し物は何ですか?見つけやすいものですか?」です。


「先生、うちの売りってなんだろうね・・・。


いやいや、そんなこともわからないの?って顔を

しているけど、数字の実績では分かっているんだよね。


A商品が主力で、B商品が次でって。

でもさ、売りって売れているから、売りになるのかね?


今は確かに売れているから、売りというけど

売れなくなったら売りではなくなるんだよね。


そうはいっても、うちとしては何とか売って行きたい

と思うと、それは売りにしないといけないんじゃないの?」


「いやいや、突然難しい質問ですね。


社長さんのおっしゃる「売り」は2つの見方がありますよね。


それは社長さんから見た「売り」とお客様から見た「売り」。

お客様から見た「売り」は数字に表れている通りになって

います。


A商品が御社の現時点での「売り」だと思われます。


しかし、社長さんがおっしゃる「売り」はそのように

具体的な商品だけではなく、社長さんが進めていきたい

事業全体の事ですよね、おそらく。


そうなると、社長さんの言われる「売り」とは

社長さんが事業を行う上でこだわっている事や

大切にしている事を考えると分かりやすいのでは

ないでしょうか?


売れても売れなくても大切にしている事が

御社にとっての売りだと思います。


ただ、売れなければいけませんから、

お客様の視点に立って大切にしている事であれば

それをどのように伝えるか、知っていただくかだと

思います。


特別な独自商品や技術を除いては、今の時代

商品に大きな差はないと思います。


そうなると、売りは商品自体ではなく、

プラスアルファなのかも知れません。


そのプラスアルファが「売り」なのでしょう」


「そのプラスアルファってなんだい?」


「分かるのは私ではなくて、

実際に購入していただいているお客様

だと思います。


お客様の声が分かる一要素が売上です。


でも、A商品はとても素晴らしいですが、

他社の商品に類を見ないものではないとした場合

プラスアルファは形のないものだと思います」


「形のないものねぇ」


「そうなると、社長さんの探し物は目の前のお仕事に

答えがあるのかもしれません。


業務スピード、接客などどれが「売り」になるか

分かりません。


もしかしたら、こんな事が「売り」?って

思う事が答えかもしれません」


「井上陽水の歌じゃないんだから・・・。


しかし、「売り」を特別なものではなく

ありふれたものの中から探すのであれば

探しやすいのかもしれないな。


少し探してみるかな?」


当たり前の事を当たり前と捉えるのは

自分の判断ですが、他の方から見たら

「売り」になるのかもしれません。


「売り」を商品のみに限定しないで、

大きく捉えると見つけやすいものになる

のかもしれません。