メンタルの立て直しも向上した20年初戦 | 松山英樹応援ブログ

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羽川豊「プロの目」より抜粋
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3年ぶりに米ツアー優勝が期待される松山英樹の2020年がソニーオープンからスタートしました。今年は悪天候に多くの選手が泣かされました。直前大会に勝ったJトーマスや好調なPリードがともに3オーバー・82位タイとスコアメークに苦しんで予選落ち。厳しい雨風にグリーンの芝目という悪条件が重なりました。


■予選を通過して4日間戦う意義■
松山も初日は4オーバー102位と大きく出遅れました。しかし1つのミスも許されない2日目に3バーディ・ノーボギーとスコアを伸ばして57位浮上。ぎりぎりで予選通過したのが大きかった。それが3日目の67(30位)4日目の66(12位)へつながったと言えます。悪コンディションで波に乗れなかった部分も確かにありますが、これまで苦手としてきた会場に向けてしっかり調整が出来たな、と分かります。本人も「ショットは優勝争いが出来る」と自信を深めており、後はパットです。とはいえパットは水物であり、競技生活を続ける限りずっと悩み続けます。ラインを明確によんでイメージ通りにストロークしても、カップに蹴られてしまう不運はあります。

気持ちよくパットが出来たよくじつに突然入らなくなるなど、たった1日でパット感覚は大きく変わることはよくあります。プレッシャーのない「お先に」と、「絶対外せない」時では同じ距離でも手のフィーリングは微妙に変わってきます。それが優勝争いなら更に重圧は大きくなります。

ショットなら思い切り打って、嫌な部分を吹っ切る事が出来ても、パットはそうはいきません。パットが決まらなくてもじっと我慢出来るか、ミスしても素直に受け入れられるのか、そんなメンタル面の取り組みも必要です。ベスト10入りは逃しましたが、初日の出遅れからどうしたら取り戻せるかをクリア出来て自信につながります。今年の初戦として、いい入り方をしたと思います。(1月14日付日刊ゲンダイ)
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相性の悪かったワイアラエで初日の出遅れを取り戻し、4日間60台を重ねてリーダーボードを102位から12位まで駆け上がった松山選手。オリンピックイヤーの今年、瞳にも強い決意の光が感じられました。ハワイでいいスタートをきり、ファンにとっても楽しみな2020年の幕開きとなりました!